【独自調査】マイホーム購入して気づいた「お金の後悔」

住宅の購入は、多くの方にとって初めての経験となることが一般的です。しかし、実際に住宅を購入してから、特にお金に関して初めて気づくことも少なくありません。そこで、本調査では、住宅を購入してから10年未満の人々を対象に、そのリアルな声を集めました。【調査概要】持ち家を所有して10年未満の一般の男女80人を対象にインターネット調査を実施(複数回答可/居住エリアの限定なし)。調査協力:アイブリッジ(2025年10月実施)。

目次

持ち家の購入に関する「お金の後悔」TOP3は?

マイホームを購入した方が経済面で後悔している点について調査を実施しました。最も多かった回答は「住宅ローンの返済額や期間」に関するもので(43.7%)、次いで「予期せぬ修繕・メンテナンス費用」(15%)、「住宅設備のグレードアップ費用」(11.2%)が続きました。

その他では、「購入時の頭金や諸費用」(10%)、「固定資産税や管理費などのランニングコスト」(10%)、「住宅ローン以外の生活費の増加」(8%)といった項目が挙げられています。

これらの後悔を防ぐためには、無理のない返済計画の策定、維持費を見込んだ資金計画、そして購入時の諸経費の正確な把握がポイントといえます。

マイホーム購入者が語る「私の失敗談」

マイホームを購入して10年未満の人々に「お金の後悔」を聞きました。その中から印象的なコメントをご紹介します。

「物件を急いで決めないといけなかったので、将来の資金計画までちゃんと目を通せていませんでした」(43歳・女性)

「住宅の購入費用をもっと抑えるべきでした。子どもが大きくなり苦労しています」(52歳・女性)

「年収アップを見込んで購入しましたが、実際は収入がなかなか上がりません。逆に支出がどんどん増えています」(52歳・男性)

「管理費と駐車場の料金が思った以上に高く、さらに修繕積立金も値上げされたので、かなりの負担に。地方なら庭付きの家が借りられるくらいの金額です」(66歳・女性)

「投資用のマンションを購入しました。不動産投資の一番の経費はランニングコスト。予想できないことで発生する金額が大きいだけに、十分に考慮すべきでした」(69歳・男性)

「買ってそれほど年数が経っていないのに、家の補修をしたほうがいいと言われました。全く想像もしていなかったので、とりあえず最低限の補修をお願いしましたが、それでも50万ほどかかりました」(58歳・女性)

「変動金利ではなく、固定金利にすればよかった」(45歳・女性)

「計画性が甘かった。もっと頭金を入れていたら良かったと後悔しています」(36歳・男性)

「固定資産税が想定以上に高かった」(69歳・男性)

「経済的な負担を減らすために、もう少し若い時に買っておけばよかった」(49歳・男性)

「子どもが育つと、想像以上に娯楽費が急増しました」(46歳・男性)

※写真はイメージです。

マイホームを検討している人に伝えたいメッセージ

現在、物件の購入を考えている人々に向けて、お金の後悔をしないためのアドバイスをいただきました。

「私はローンを組まず、キャッシュで購入しましたが、ローンを組む人は金利を考慮すべきです。固定資産税もなかなかです」(66歳・女性)

「身の丈にあった住宅を買うこと。収入が減った場合に備え、貯金はできるだけしておくこと」(52歳・女性)

「自分たちの無理をしない範囲にしてください。私たちはペアローンにしなくてよかった!」(37歳・女性)

「すでにインフレ局面であることや変動金利による返済金額上昇が当たり前になる可能性が高いので、個人的には固定金利を勧めたい」(60歳・男性)

「徹底的にリスクの分散と定期的な見直しをすること」(39歳・男性)

「物件選びは口コミが大事、としか言えないです。比較検討も難しいですしね」(58歳・女性)

「固定資産税は事前に正確に見積もっておいたほうがいい」(69歳・男性)

「ボーナスの変動がある人は、ボーナス払いは辞めたほうがいいと思います」(37歳・男性)


いかがでしたでしょうか。今回のアンケート結果が、お客様のマイホーム購入や資金計画の一助となれば幸いです。

  • 本記事の内容は2025年11月掲載時の情報となります。情報が更新される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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