間取りについて、住んでから不便に感じていることは?
「台所とリビングが仕切れず一体化しているので、音や暑い空気を遮ることができずストレスになります」(54歳・男性)
「洋室の各部屋のドアを引き戸にすればよかった。開けるときに周囲が狭くなる」(55歳・男性)
「LDKの中に簡易な仕切りがあればよかった。広さよりもメリハリがあったほうが過ごしやすかったと思う」(64歳・男性)
「リビングルームが子どもたちの成長とともに手狭になってきたので、もっと広くしておくべきでした」(53歳・女性)
「仕事部屋にしている書斎が西日で暑く、夏はつらい。在宅ワーク中は特に厳しい」(60歳・男性)
「将来、子どもの部屋が必要になったときや、巣立ったときなどに、自由に部屋を分けたりまとめたりできる設計にしておけばよかった」(42歳・男性)
「もう一部屋ほしかった。子どもが寝た後にテレビを見たりできる場所がない」(36歳・女性)
「対面キッチンにしたが、キッチン内が狭く孤立した空間になってしまった。ダイニングと一体化したほうが使いやすかったと思う」(64歳・女性)
「リビングの隣の和室が使いづらく、独立した部屋にすればよかった。リフォームが可能なら、和室を洋室フローリングに変えたい」(51歳・女性)
「洗面台がお風呂と一緒のつくりだと、家族が入浴中に使えないことが多く不便です」(50歳・女性)
「生活動線に対して、ドアの開閉方向を確認しておけばよかった」(52歳・男性)
立地・周辺環境について、日常生活にストレスを感じていることは?
「駅から徒歩15分と明記されていたが、もっと駅近の物件を購入すればよかった。駅近くの分譲マンションを見るたびに後悔します」(52歳・女性)
「駅前にスーパーが1軒しかなく、もっと大きな商店街がある街のほうが便利で楽しかったかもしれない。また、外食できる店が少なく不便」(61歳・女性)
「大通りが近く、車やバイクの走行音がうるさい。窓を開けるとテレビの音が聞こえづらくストレスです」(40歳・女性)
「近くに小学校があり治安がよいと思い購入したが、JR・地下鉄・バスがいずれも微妙に遠く、出かける際に小さなストレスを感じる。特に今年の夏は暑くて困った」(56歳・女性)
「電車が高架橋工事のために目の高さになり、部屋の中が見えやすくなってしまった」(52歳・女性)
「駅近物件のメリットを感じて購入したが、実際は人通りが多くストレスを感じている」(62歳・男性)
「周囲よりやや低い土地に建っており、豪雨の際に排水が追いつかず駐車場が冠水することが数回あった。台風や線状降水帯の報道を見ると不安になる」(56歳・女性)
「東向きのため朝日が早く入り、起きたい時間より早く目が覚めてしまう」(45歳・男性)
「隣に午前10時から翌午前5時まで営業するディスカウントショップがあり、車の出入り音が深夜に聞こえて不快になる」(60歳・男性)
「購入前の内覧では気づかなかったが、季節を問わず風当たりが強く、バルコニーでの家庭菜園を断念した」(61歳・男性)
マンション購入を検討している人に伝えたいことは?
現在、マンションの購入を考えている人々に向けて、物件選びの後悔をしないためのアドバイスをいただきました。
「モデルルームには最低でも2回は足を運ぶことをおすすめします」(60歳・男性)
「家族の人数は将来増減するため、増えることを想定して選んでください」(29歳・女性)
「間取りも大切ですが、水まわりと換気にも注意してください。湿気がこもると衣類や革製品がカビます」(40歳・男性)
「家そのものではなく、自分の生活スタイルを想像しながら選んでほしい」(42歳・男性)
「マンション選びは100%の満足を求めるのは難しい。優先順位を決め、悪い点があっても妥協も必要。朝・昼・夜すべての時間帯で環境を体感してみるとよい」(72歳・男性)
「現時点だけでなく、将来高齢になっても住みやすいかを考えておくべき」(76歳・男性)
「現地を何度も歩いて確認すること。1日かけてハイキングするつもりで回るのがよい」(69歳・男性)
「メリット、デメリットは必ずある。それはしょうがない。とにかく自分が『この眺めが好き』とか『駅から近いから助かる』とか、一番気に入っているところが1つあれば、後悔ができたとしても小さいのではないか」(52歳・女性)
いかがでしたでしょうか。今回の調査結果が、理想のマンション選びの一助となれば幸いです。
- 本記事の内容は2025年11月掲載時の情報となります。情報が更新される場合もありますので、あらかじめご了承ください。