【独自調査】経験者だからわかる「近居」の魅力

「同居」よりも気楽で、「遠居」よりも安心。そんな親世帯と子世帯が徒歩や車で数分から30分程度の距離に住む「近居(きんきょ)」が、いま改めて注目されています。そこで、実際に近居をしている人々のリアルな声を調査しました。

【調査概要】現在、実際に近居をしている一般の男女500人を対象にインターネット調査を実施(複数回答可/居住エリアの限定なし)。調査協力:アイブリッジ(2026年月1実施)。

目次

自立と共助を両立する「近居」が選ばれる理由

昨今の住宅市場では、ライフスタイルの多様化や共働きの定着に伴い、付かず離れずの距離を保つ「近居」を選ぶ世帯が増えています。特に都市部周辺では、親の近くに住むことで子育て支援や介護の不安を解消しつつ、世帯ごとの生活リズムを尊重するスタイルが人気です。

最大のメリットは「スープの冷めない距離」が生む安心感です。急な仕事での預かりや、体調不良時の駆けつけが容易になり、子育て世帯には大きな精神的支えとなります。また、親世帯にとっても孫との交流が活力となり、孤立を防ぐ効果があります。

また、完全な同居とは異なるため、価値観の違いによるストレスが蓄積されにくいのも魅力です。お互いの家を訪問する際の「事前連絡」などのルールを設けることで、ほどよい緊張感と自立した関係を維持できます。自治体によっては、三世代近居を推進するための住宅取得費用や賃料の補助、リフォーム助成金を設けているケースも多く、経済的なメリットも見逃せません。

「近居にして本当に助かった!」と感じた瞬間は?

現在、実際に近居をしている人に、近居のメリットを感じたときのエピソードを聞きました。

「実家が近く定期的に食事を私の家族とも一緒にとるので、旦那も息子も私の家族と仲良くなりました」(51歳・女性)

「家族が全員、ノロウイルスにかかり食事が取れなくなったとき。車で15分以内に住む長男が経口補水液やお粥などを届けてくれて、生き延びることができた」(69歳・女性)

「子どもが幼稚園のときに、仕事をリタイアした父が喜んで迎えに行ってくれた。子どももとても喜んでいた」(50歳・女性)

「娘一家が家族旅行に出かけたとき、娘の家に泊まり込みでペットの世話をした。娘孝行とペットと過ごせたことに幸せを感じました」(78歳・男性)

「親が家庭菜園の野菜をよく届けに来てくれて助かっています」(38歳・女性)

「孫が『おじいちゃんちに行く』と言って1人で歩いて来てくれたとき」(68歳・男性)

「孫がお泊まりに来たが、夜になりさびしくなったのか、帰りたいと泣き出した。そのとき、すぐ迎えに来てもらうことができた」(72歳・男性)

「娘の家族が、車での買い物のときには必ず必要な品や食料があるかメールで聞いてくれるので助かります。とても幸せです」(77歳・女性)

「近くにいると、いろいろ頼まれることもありますが、敬老の日や誕生日などを手づくりのもので祝ってくれると、孫がいる喜びを感じられます。逆に私たちが旅行に出かけるときには、郵便物の取り込みを頼めて便利です」(73歳・男性)

「子どもにスマートウォッチの操作を教えてもらったとき」(76 歳・男性)

近居を検討している人に伝えたいメッセージは?

いま近居を検討している人に向けて、成功するためのポイントや注意点を聞きました。

「二世代住宅など一緒に住むと息がつまるので、電車で一駅二駅、自転車で行き来できるぐらいの距離感がちょうどよいと思います」(51 歳・女性)

「家族のプライベートとお財布をそれぞれ保ちながら、お互いに気持ちが楽に生活できることが大切です」(52歳・男性)

「子どもの方から頼まれたとき以外は、こちらから押しかけないこと。頼まれればできるだけ断らない。用事が済んだら長居しないですぐに帰ることを心掛けています」(70歳・女性)

「子育てをするなら頼れる身内が近くにいることはほぼマストだと思う。でも親しき仲にも礼儀ありで、日々のお礼やお祝いは欠かさないこと」(33歳・女性)

「頼んだり頼まれたり気安くできる日常の会話を欠かさないこと。お互いに気を使い過ぎないこと」(84歳・男性)

「注意点は高齢の親が病気で倒れたりしたら、兄弟で最も親の世話をしなければいけなくなる可能性がとても高いことです。その覚悟も持っていなければいけないと思います」(52歳・男性)

「介護するなら同居でなく近居がベスト。見守りカメラなどスマートホーム機能を駆使することで介護者側の負担が減ります」(55歳・女性)

いかがでしたでしょうか。実際に近居しているからこそ伝わるリアルな声を数多くいただきました。ぜひ今回のアンケート結果を、今後の住まい選びや生活の参考にしていただければ幸いです。

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