日本の夏。室内の汚れには、連鎖性があります
夏の住まいが汚れる理由とは?
梅雨が明けて、気持ちよく晴れた朝。自然と窓を開け放ち、外の空気を部屋に入れたくなりますよね。冬に比べると開け閉めの多い夏の窓。春先から発生している花粉や黄砂、PM2.5などの粒子、さらには、虫の死骸などが網戸に。窓を開けなくても、湿気やカビ、ホコリは自然に発生するので室内の空気は思いのほか汚れています。日中は、換気をせずにエアコンをつけっぱなし、夜から朝にかけて、それらの汚れが床に降りて溜まっていきます。
もちろん、夏の汚れはこれだけではありませんが「窓・網戸、空気の汚れ・換気、床」、今回は、この連鎖性のある3つにフォーカスして夏のお掃除テクをおさらいしていきます。
「窓・網戸、空気の汚れ・換気、床」、3つの汚れをまとめて掃除しましょう。
汚れを室内に運んでしまう?
網戸の目に詰まった汚れ。まずは、中性洗剤を薄めてスプレーし、しばらく放置。汚れが浮いてきたら、布やスポンジで軽く挟むようにして汚れをとり、水拭きして仕上げましょう。次に窓。ガラス用洗剤をスプレーし拭き取った後、こちらの仕上げは乾拭きです。
平行してやりたいのが、ホコリをかぶり、部屋の臭いを吸っているレースカーテン。フックを外して漂白剤入りの洗濯洗剤でつけおき洗い。そのまま吊っておけば、あっという間に乾いてしまいます。きれいになった窓と網戸とカーテンなら、空気も気分もスッキリ。夏の掃除なら、水を使うのも苦になりにくいですよね。
換気のはずが、汚れた空気を循環?
空気をきれいに保つには、換気がポイント。マンションはコンクリートのため気密性が高いので、24時間換気が基本。リビングや洋室の換気レジスター(給気口)のフィルター周りのクロスがゴミやホコリで黒く汚れてませんか。中性洗剤で汚れを落とし、水洗いして乾燥させてください。しっかり乾かさないとカビの原因になるので要注意です。
キッチンの換気扇の油汚れは、中性洗剤をスプレーし、ラップやキッチンペーパーでパックをしてベランダに。油汚れが陽射しの熱で溶け出したら、冷えて固まる前に、熱めのお湯で洗い流しましょう。エアコンフィルターの定期掃除もお忘れなく。
足元に汚れは溜まってる?
床掃除は、夜に空気中を降りてきた汚れを、人が動き出して、再び舞い上がらせる前に、朝イチで掃除するのが効果的との説があります。また、夏は裸足で過ごすことも多いため皮脂の汚れ、湿気による定着など床は汚れやすくなっています。中性洗剤を含ませ、しっかりと絞った布で拭いた後、乾拭きを。通気・換気をよくして、除湿も心がけてください。特に、子どもが小さいご家庭では、子どもは低い位置で遊んだり生活したりしているので、大人よりも影響を受けやすいものです。家族の健康のためにも、キレイな空気にして、床の汚れも溜まる前に小まめにお掃除するように気をつけておきましょう。
忘れてはいけない、湿度が大好物の大敵!
近年、夏を長く感じませんか。9月に入っても、まだまだ残暑厳しく、汗をかく時期が続きます。外で元気に遊んだ子どもは、ホコリや砂も持ち込みます。裸足で過ごし汗や皮脂で汚れる床。
もうひとつ、夏のお掃除で忘れてはいけないのが、ベッドやソファ。汗を吸い込んで湿気を含むことでカビ・ダニが潜みやすい原因をつくっています。その対処の方法としては、まずは、徹底的な掃除。掃除機での吸引、洗濯可能な素材はすべて洗い流してしまいましょう。次に、潜みにくい環境づくり。ダニが繁殖しやすいのは、温度が20~25度、湿度が60%以上。温度は、人が好む適温と共通しているのでなかなか管理しがたいですよね。では、湿度はどうでしょう。気象庁のデータによると、梅雨の始まる6月~残暑が弱まる10月までの間の湿度は60%台後半~80%を超えることもありました。50%以下の湿度にコントロールできれば、棲みにくい環境になるといわれているため、布団乾燥機やドライヤーなども活用し、ベッドやソファの乾燥に努めましょう。
ちなみに、ソファを選ぶなら、ファブリックのタイプよりも圧倒的に皮素材の方が、ダニの発生は抑制されます。
夏に大掃除をしておけば、冬の負担は軽くなります。でも、住まいのケアは、小まめにやることが望ましいのは当然のこと。さらに、効率や汚れの違いも考えて、季節ごとにしっかり掃除をしたいけれど、忙しさや自分では手が回りきらないということもあるでしょう。そうした場合には、プロに任せるという考え方もおススメです。また、住まいは老朽化してくると掃除やメンテナンスも大変になってきます。より快適な住み心地を考えるのなら、リフォームを検討するというのも手段のひとつ。家中のすみずみまで、換気しながらきれいで快適な空気と温度で満たしてくれるエアロテックリフォームについての記事も参考にしてみてください。