こんなはずでは! リフォームの後悔エピソード
人生で何度も経験しないだけに、リフォームはやってみてはじめて感じることも多々あります。その中でも印象的なエピソードをご紹介します。
「風呂場の配管から水漏れがあることがわかった。配管1本が壊れているだけなのに、風呂場全体の配管を取り替えることに。結果として大工事になり、予算の10倍以上のお金がかかった」(64歳・男性)
「中古物件を購入してリフォームの必要を感じました。どうせならリフォームした部分の間取りの使い勝手をもっとよくすれば……」(42歳・女性)
「風呂場のリフォームの際に、エプロン(浴槽の側面を覆うカバー)を取り外して清掃する場合の利便性まで考慮して商品を選べばよかった」(49歳・男性)
「玄関の床が高いので階段をつけたのですが、もっと足が乗るところを広めにすれば登りやすかったのに!」(39歳・女性)
「システムキッチン交換の際、母親の身長に合わせて低くするため足元の引き出し部分を床すれすれにカットした。しかし、モノが取り出しにくく、やはり1センチでも残しておくべきでした」(48歳・男性)
「水回りの機器の不具合で交換したが、コスト圧縮に縛られすぎるより、多少高くても、上位製品を選択すべきだったかも」(61歳・男性)
「壁紙が剥がれたり、塗装が雑で塗装前になかった汚れがついていた。業者選びを慎重にするべきでした」(38歳・女性)
「浴室内の手すりが依頼した位置ではなかった。『工事の関係で位置を変えたい』と業者から問い合わせがあったそうだが、私は不在だったので知らず、工事が終了してから位置が違うのに気づいた。モヤモヤしている」(59歳・男性)
「キッチンの周りにコンセントをつければよかった」(47歳・男性)
「知り合いの大工さんの紹介でリフォームしてもらったが、作業が雑で知り合いの紹介なので文句も言えず……。きちんとリフォーム会社を選定すべきだった」(70歳・男性)
「壁紙が余ったから、他に貼りたいところはないですかと問われ、その時は思いつかなかったから遠慮したが、あとで貼って欲しいところが見つかった時に後悔した」(39歳・女性)
「台所の様子がわかるように、ドアのガラスを透明にすればよかった」(67歳・女性)
「配管とフローリングへの変更のため床を剥がした時、根太(床板の下に渡した横材)を増やしませんかと言ってもらったのに、何のことか確かめずに却下してしまった。増やしてもらうべきでした」(58歳・女性)

リフォームで笑顔になるためのアドバイス!
リフォームのトラブルは事前の情報収集や心がまえで避けることができます。リフォームを検討している人へ伝えたいことを聞きました。
「妥協したくないところは、センチ単位で要望を伝えたほうがいいと思います」(36歳・男性)
「家に完成はありません。常に何かしたくなるので。ほどほどに考えるのも大事かと」(47歳・男性)
「目先のコストも重要ではあるものの、最終的には長い目で見てのコスト計算(単に金額だけでなく、気分の持ちようも含め)もしておいた方がいい」(61歳・男性)
「古い家はリフォームしてもつくりが狭いので、建て替えを検討した方がいい」(41歳・女性)
「電球はすべてLEDにしたら、電気代が全然安くなりましたよ」(62歳・男性)
「設備機器は各社のショールームを回って、確認して決めた方がいい。また、最低数社の提案と見積もりを取り、時間をかけて決めるべきです」(74歳・男性)
「見た目の美しさではなく使用シーンに適したリフォームをしたほうがいいと思います」(53歳・女性)
「施工業者任せではなく、自分の意見をはっきり言って納得できるまで話し合うこと」(71歳・男性)
「外壁は白系統にすると遮熱効果が高くなり、室内が涼しく快適に過ごせます」(37歳・男性)
「保証期間や保証内容はしっかり確認して、おかしなところは確認してください。安さだけで施工会社を選ぶと失敗します」(42歳・男性)
「10年以上住むとメンテンナンスが必要となります。リフォーム代を考えると、10年~13年で新しい住まいに引っ越すのが理想的。設備は10年過ぎるとよいものが出てきます」(64歳・男性)
いかがでしたでしょうか。経験者ならではの参考になるエピソードをたくさんお寄せいただきました。ぜひ、理想の住まいづくりの一助としてお役立ていただければ幸いです。