【インテリアQ&A】「教えて!メックさん」

第16回 最新トレンドのインテリアスタイリングをプロが伝授!

「教えて!メックさん」では、メック・デザイン・インターナショナル(三菱地所グループのインテリアデザイン会社)やその提携家具メーカーが、皆様のインテリアに関するお悩みにQ&A形式でお答えいたします。第16回は、最新トレンドのインテリアスタイルを実現するテクニックを、プロのインテリアコーディネーターがお教えします。あなたのお部屋もガラッと変身させてみませんか?
(TOP画像提供:カッシーナ・イクスシー)

インテリアを変えたいです。最新のおすすめインテリアと取り入れ方を教えてください。(30代女性)

1.おしゃれで居心地の良い「natural café style」

今回は、3つのおすすめ最新インテリアスタイルをご紹介します。それぞれのスタイルに合う家具や小物もあわせてご紹介しますので、ご自宅のインテリアにも取り入れてみてください。

最初のおすすめスタイルは「ナチュラルカフェスタイル」。おしゃれなカフェのようなインテリアスタイルは、ご自身はもちろん、遊びに来た方もゆっくりくつろげる居心地の良い空間になります。
まず ベースとなる床・壁は、明るい色調で木目や木の質感が際立つものを選びましょう。最近はリアルな壁紙が増えていますので、ブリックタイル調の壁紙を貼ると、ぐっとカフェらしさを演出できます。ソファは、ゆったりと座れるデザインで生成やブラウン系、カーキがおすすめ。アクセントに今年流行のフォレストグリーンやパンプキンオレンジなど暖色系のクッションを取り入れるのも良いでしょう。ダイニングテーブルは、大き目のダイナミックなものを配置します。大きいテーブルを置くことがスペース的に難しいようであれば、アイアン調のラウンドテーブルでも大丈夫。チェアは、敢えて違うものを組み合わせるのが上級者テクニックです。また、照明はアイアンのペンダントライトを合わせると空間が締まります。
収納は、木製のオープン棚に雑誌の表紙を見せて飾ったり、調味料をデイスプレイしたり、見せる収納を楽しみましょう。

ゆったり座れるソファにデザインの異なるチェアを組み合わせて。流行色はクッションや小物が取り入れやすいです。(画像提供:interoffice)
チェアは敢えて種類の異なるものをセレクトするのもカフェスタイルの特徴です。(画像提供:FRITZ HANSEN)

2.「Vintage modern style」で飽きのこない大人の雰囲気に

次のおすすめスタイルは「ヴィンテージモダンスタイル」。ずっと使い続けられる価値あるものに、モダンテイストを加味した飽きのこないTimelessな大人のインテリアスタイルです。
このスタイルはウォルナットの床材と相性抜群。家具は、使い込むほどに味の出るレザーのソファに、ハンドメイドのギャッペやキリム等の絨毯を合わせましょう。テーブルは、ガラス天板のモダンなものを選んで抜け感を出すのがポイントです。壁面は思い切って、ダークな色合いの幾何学模様の壁紙に貼り変えるのもおすすめ。アクセントにマスターピースのラウンジチェアをさりげなく置いたり、照明のペンダントライトやフロアスタンドなどで明るさにメリハリをつけると、よりヴィンテージの雰囲気を演出できます。
このスタイルの場合、家具は一生ものと考えて大事に使えるものを選びましょう。たまに、カーテンやアートなどを変えることで、また違った印象の部屋を楽しむことができます。

壁面を思い切ってダーク色のクロスへ変更するだけで印象が変わります。(画像提供:カッシーナ・イクスシー)
フロアスタンドで明かりにメリハリをつけると雰囲気が出ます。(画像提供:カッシーナ・イクスシー)

3.リラックス感溢れる「Outdoor style」

最後に「アウトドアスタイル」です。ここ最近のトレンドとして、「グランピング」や「アウトドアリビング」など、室内と屋外とのシームレスなインテリアを楽しむ傾向があります。マンションでも、室内にたくさんのグリーンをディスプレイするなど自然を感じられるインテリア取り入れてみましょう。
床や家具は、ダイナミックなチークの木目がおすすめです。ラタンのような素材感と樹脂とを組み合わせたチェアは、モダンなアウトドアスタイルにぴったり。ゆったりくつろげるデイベッドや、シェーズロングなどは、ざっくりした布目の家具を合わせてリラックス感溢れるリビングに。夜は、照明の明かりを落として、ランタンやフレグランスキャンドルで雰囲気を変えて楽しんでみてはいかがでしょうか。

以上3つのトレンドのインテリアスタイルをご紹介しました。気になるものはありましたか?一部のトレンドを取り入れるだけでも、住まいの印象を変えることができますので、ぜひご参考にしてみてください。

このようなアウトドアテイストを室内に取り入れるのがトレンドです。(画像提供:Magis Japan/Photography Alessandro Paderni)

この記事の担当者


金子 仁美
株式会社メック・デザイン・インターナショナル 提携インテリアコーディネーター

国際線客室乗務員として世界各地を訪れ、海外建築・インテリアに影響を受ける。デザイン事務所に移籍後、主に集合住宅のデザイン業務に携わり、現在に至る。

「メック・デザイン・インターナショナル」とは

メック・デザイン・インターナショナルは三菱地所グループのインテリアデザイン会社です。人と環境に配慮した美しさと心地よさを兼ね備えたインテリアの実現のためには、豊かな経験と知識、 柔軟な発想力、確かな技術力が必要です。デベロッパーのインハウス設計事務所として培った経験を生かし、お客様一人ひとりのライフスタイルやイメージに合わせ、毎日の暮らしを豊かにするご提案をいたします。

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