頑張りすぎない毎日の床掃除で、サッパリと気持ちよい住まいに!
いまや日本の住まいの床は、木材の質感が心地よいフローリングが基本。お掃除もお手軽で掃除機やフロアモップ・ワイパーなどの利用が一般的でしょう。
でもほこりがなくなり“なんとなく”キレイにした気分でも、目に見えない汚れやお手入れ不足での傷みが重なるとお部屋の空気を入れ替えてもよどみを感じてしまうことはありませんか。
お掃除は、住まいで過ごす時間を健康的で気持ち良くするためのひと手間です。今回は、意識は高く、でも頑張りすぎないやり方で毎日に取り入れたい床掃除のポイントをまとめています。
屋外からと、室内から。さまざまな床の汚れの原因を意識しましょう。
毎日掃除をしても、必ずでてくるほこりや汚れ。一体その原因は、どこからやってくるのでしょう。換気を兼ねて窓を開けておくと、窓のサッシ回りや近くに置いている家具などがザラついていることもありますね。屋外から入ってくる汚れの代表は土ぼこり。そこには、花粉や黄砂など粒子状のほこりもまぎれていて、気密性が高いといわれる住まいの窓を閉め切っていても、換気口などを通じて入ってきます。室内では、ファブリックや衣類などからでる繊維状の綿ぼこり、毛髪、頭皮などが混ざり合って床に舞い降りて部屋の隅などに堆積します。
フローリングはほこりを吸着できないので人が歩くと舞い上がってしまい、カーペットやラグを敷くとほこりの舞い上がりは抑えてくれますが、そこにダニなどを呼び込んでしまうことも。裸足で歩くと足裏の皮脂がつき、キッチン周辺には油や水滴、ダイニングなら食べこぼし、窓際のフローリングには湿気や結露でカビが発生することもあります。さまざまな種類の汚れの原因があるため、見えにくい汚れも気にしながら掃除をすることが大切になります。
掃除機とフロアモップ・ワイパー、水拭き・乾拭き。ルーティンのお掃除サイクルを作りましょう。
いろいろな汚れが混ざり合う床は“汚れたらすぐに”のマメな掃除がキレイを保つ基本です。しかし、マメに毎日の掃除を頑張ろうとしすぎると、ほかの家事に割く時間も取られて続かなくなりそうです。そこで、お掃除の段取りやサイクルを決めることで、効率よく快適なお部屋をキープできるように習慣化しましょう。
【サイクル例】
- 毎日:乾いたフロアモップ・ワイパーでほこりを除去します。時間帯は、夜の間に舞い降りたほこりが落ち着いている朝一番がベスト。
- 週2~3回:掃除機でフローリングとともにカーペットやラグを念入りに。溝や部屋の四隅に残りやすいほこりやゴミを丁寧に吸い取ります。
- 2~3週毎:水拭き・乾拭きで花粉などの微細な汚れをサッパリ拭い取ります。時間帯は、窓を開けて換気・乾燥がしやすい日中に短時間で行うのがおすすめです。
掃除機とフロアモップ・ワイパーの基本
フロアモップ・ワイパーは、フローリングの木目の方向に合わせて、左右に動かしながら奥から自分の手前へ。掃除機は、溝の目地に沿ってかけていきます。家具を動かして下のほこり溜まりや、ドアの隙間や窓際の隅などは吸着タイプの小さいモップや掃除機の細口ノズルなどでしっかりと取ります。どちらも動かすスピードが速すぎるとほこりを舞い上げたり、ゴミを取り逃してしまうので、ゆっくりかけましょう。掃除機をかけた後は、クロスやモップで乾拭きまでできるとより理想的です。
水拭き・乾拭きの基本
木質フローリングは調湿作用があり、夏季は伸長し、冬季は乾燥収縮します。そのため“フローリングの掃除は水拭き厳禁”ともいわれています。水拭きはやりすぎると床材を痛めてしまうため、日常は、乾拭きで十分。しかし、床面を拭き取ってみるとクロスの色が変わるほど汚れていることもあります。水拭きの際には、しっかりと絞った薄めの雑巾か、霧吹きで水を与えて乾いたクロスで拭き取る作業を速やかに行うことがポイントです。フローリングの床を長時間濡れた状態にしないよう注意しましょう。
【one point】しっかり雑巾を水絞りするためには、握り方をチェック!
フローリングの大敵“水”。でも、汚れをサッパリと取り除くために水拭きを取り入れるならしっかり絞りは必須です。そこで、雑巾を絞る時に自分はどのように握っているかを確認してみてください。
正しい絞り方は写真左の縦絞りです。順手と逆手※でねじると脇をしめながら押し出すように手首を回転させるので、手首と腕の力とで強く絞り込むことができます。写真右の横絞りは、順手と順手なので、手首の回転でねじるため、絞りが甘くなりがちです。また、手が小さい人はハンドタオル1枚程度の大きさ、薄さにすると絞る際の力が入れやすくなります。
※順手(手の甲が手前)、逆手(手の平が手前)
毎日の床掃除は、適度なサイクルで“無理せず楽にする”を目指しましょう。
雑巾がけは、掃除の中でもカロリーの消費が多く、30分ほど行うと110kcalの消費に繋がるといいます。ウォーキングを30分行った場合の消費カロリーは90kcalなので、家の中でもより多くのカロリーを消費することができます(体重によって消費カロリーは違います:目安約60kg)。
さらに、床に膝をつけずに、四つん這いで足を開いた体勢で行うと、股関節の運動にもなって、柔軟性アップや血行促進効果の期待も。
床掃除は、毎日のことだからこそ全力ではなく、適度なサイクルで“無理せず楽にする”のがコツ。掃除機がけはお掃除ロボットに頼ってもいいでしょうし、雑巾がけはダイエット効果を期待してなど、ちょっと楽して、ちょっと楽しんでというように自分に合ったお掃除サイクルを作りましょう。
- フローリングは、合板(薄い原木を張り合わせたもの)による「複合フローリング」や、無垢材の「単層フローリング」などその性質によってお手入れ方法が異なります。各メーカーの取扱説明書をご確認ください。三菱地所グループの住まいの床材のお手入れは、以下のページもご参考ください。