個性豊かな機能で、「おうちごはん」をグレードアップ!
いま、調理家電の中で最も人気を集めているのが「自動調理鍋」だ。食材と調味料を入れてスイッチを押せば「ほったらかし」で料理ができあがる手軽さから、特に2021年以降、爆発的な売れ行きを見せている。
電気調理鍋は1台で何通りもの調理に対応していることから、一見すると、どれも似た印象だが、サリーさんは「2021年発売のモデルでは、各社の個性が際立ってきた」と受け止めている。
「かきまぜユニットを搭載したり、パック調理に対応したりと、各社がオリジナルの機能で差別化を図ってきた印象です。それぞれの個性が豊かになり、選ぶのが楽しくなりました。でも、だからこそ逆に、選べなくて困っている人もいるかもしれませんね。調理の仕上がり具合もグンとレベルアップしてきたので、誰もが『欲しい』と思える家電になったと思います」
それではさっそく、サリーさんオススメの3機種を見てみよう。
毎日使いこなせて仕上がりも大満足!の電気圧力鍋
シロカの電気圧力鍋「おうちシェフPRO」は、「豚の角煮」や「ロールキャベツ」など、じっくり煮込む料理も驚くほど短時間でおいしく仕上げることができる。その秘密は、シロカ独自の「スマートプレッシャー技術」。これまで難しかった細やかな圧力コントロールで、絶妙な煮込み加減や、味の染み込み具合を実現している。高圧力を均一に加え続けることで、より味が染み込み、柔らかな仕上がりに。また、調理によって溶け出してしまう栄養の量も抑えることができる。
「従来の電気圧力鍋の中には、少し煮込み過ぎて煮崩れてしまったり、逆に煮込みが足りなくて味が十分に染みていないなどの不満がありました。正直、『やっぱり時間をかけてコトコト煮た料理には勝てないのかな』という印象があったんです。でも、『おうちシェフPRO』」の仕上がりは、『見事』のひと言。味のレベルがワンランクアップした印象です」
また、圧力調理後に自動で排気・減圧する機能も特徴だ。加圧を終えると自動で減圧をスタート。従来の自然減圧と比べてトータルの調理時間が短縮されるため、急ぎたいときも手早く料理が完成する。
「圧力鍋というと、『減圧に時間がかかる』『減圧時にシューッと勢いよく蒸気が噴出するのが怖い』という理由から敬遠していた人も多いと思いますが、この商品は『蒸気ふた』によって勢いを軽減しているので安心して使えます。予約調理時には、菌が繁殖しにくい約75℃で保温するなど、衛生面でもよく考えられていて実用的。毎日使いこなせて、仕上がりも大満足の製品だと思います」
パック調理機能で「理想の献立」をカンタンに!
象印マホービンの「STAN. 自動調理なべ」は、料理ビギナーや、忙しくて料理の時間が限られる人にぴったりの商品。レシピは専用サイトで検索できるほか、付属のレシピブックと合わせれば100以上のメニューがあるので、多彩なメニューを楽しめる。
特徴は、「パック調理」に対応していること。切った肉や野菜と調味料をジッパーつき食品保存袋に入れておき、食べたいときに加熱するパック調理。忙しい毎日のごはんづくりに活用している人も多いだろう。「STAN. 自動調理なべ」には、パック調理専用のホルダーがついていて、鍋にパックをセットして水を入れ、調理時間を指定してスタートさせれば、同時に最大2品まで簡単調理ができるのだ。
「共働き世代では、毎日、夕食の献立を考えて買い物に行き、料理するのはハードルが高いでしょう。その点、パック調理を活用すれば、週末に1週間分の献立をつくってまとめ買いし、下ごしらえの段階まで済ませてストックしておけば、日々の負担は劇的に軽くなります。また、食材の分量も1週間で調整すればいいのでフードロスを減らすことにもつながる。『新たな生活の提案』という意味でも画期的な商品だと思います」
もう一つの特徴は、自動調理鍋には珍しい「ホーローなべ」を採用していること。蓄熱性が高いため、料理のおいしさを引き出してくれる。また、ガスの直火に直接かけられるので、冷蔵庫で保存した料理の温め直しにも便利だ。
「テーブルに映えるデザインなので、でき上がった料理をそのまま食卓に置くこともできます。さらに、冷蔵庫に保存する時に便利な、専用の『ふた』がついているのも、うれしいポイントですね」
専用の「パックホルダー」つきで、パック調理も簡単。
自動調理に求められる機能を「全部盛り」!
ハイアールジャパンセールスの無水かきまぜ自動調理器「ホットデリ」は、1~2人前の料理にちょうどいいコンパクトサイズが特徴。「自動調理鍋を使うのは初めて」という人におすすめの商品だ。水を使わず、野菜などの食材に含まれる水分を活用して調理する「無水調理」が手軽にできる。素材の味を凝縮し、栄養も逃さないため、おいしくヘルシーな料理ができあがる。
ホットデリは、丸みのある内鍋によって食材が効率的に動き、さらに2本の攪拌アーム「まぜスティック」を内鍋底に対して垂直に位置させることで、しっかりとかきまぜる仕組み。
「メニューごとに混ぜるタイミングと加熱タイミングがプログラムされていて、適切なタイミングで食材を混ぜてくれるので、焦げ付くこともなく、均一に味が行きわたるんです」
ユニークな機能としては、付属の「クックトレイ」を使うと、2段調理ができること。ご飯を炊きながら、トレイではレトルトパックを温めることもできるので、カレーや牛丼などが手軽に楽しめる。
「トレイには穴がないので、ご飯を炊きながら汁物を作ることも。また、おつまみ用に肉豆腐と枝豆を同時に調理する……なんてこともできるんですよ」
メニューは、付属のレシピブックのほか、専用のスマートフォンサイトでも確認できる。本体の天面操作部にあるQRコードから簡単にアクセスできるのがうれしい。スマホサイトでは「料理ジャンル別」「食材別」に検索できるほか、「サクサク時短」「しっかりヘルシー」「ゴクゴクおつまみ」など「目的別」のレシピ集も掲載されている。
「若い世代や、高齢者の一人暮らしで『毎日の料理は負担だけれど、おいしく健康的な食生活を送りたい』という人には、必要十分な機能を備えた万能選手と言えるでしょう。外ぶたが片手で開閉できたり、収納時に便利なコードリールが装備されているなど細やかな心配りもうれしいですね。自動調理鍋を試してみたいという人の『最初の1台』として、ぜひおすすめしたい商品です」
取材・構成=梅澤 聡、撮影=大村洋介
お話を伺った人●神原サリーさん
かみはら・さりー/新聞社勤務を経て、フリーランス・ライターに転身。マーケティング会社での企画・広報などを兼務した後、顧客視点アドバイザー&家電コンシェルジュとして独立し、2008年に株式会社神原サリー事務所を設立。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」ことをモットーに顧客視点でのマーケティングを提案している。家電関連の連載執筆やテレビ出演も多数。
ホームページ「Sallyの家電アトリエ」
<無水かきまぜ自動調理器「ホットデリ」のお問い合わせ先>
Hiier(ハイアール)サービス&サポート