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教える人 奥野 義幸さん
おくの・よしゆき● 1972年和歌山県生まれ。割烹料亭を営む家庭に生まれ育ち、米国の大学に留学・卒業後、日本での会社員を経てイタリア料理店に入店。28歳でイタリアに渡る。ピエモンテ州など8店舗の星付きレストランで修業の後、帰国し、自身の店舗「リストランテ・ラ・ブリアンツァ」ではビブグルマンを獲得。
イタリアの家庭の味は大まかさが魅力です!
「みそ汁やカレーライスと同じ。このスープに唯一の正解なんてありません」と六本木の人気イタリアン「ラ・ブリアンツァ」の奥野義幸シェフは頬を緩める。
「ストラッチャテッラ」。かき玉状の見た目からイタリア語で「ぼろきれ」を意味する、卵とチーズのスープである。イタリア全土で親しまれているが、地域ごと、家庭ごとの味がある。
「肉は豚頬肉の塩漬けであるグアンチャーレを使うのが本式だという人もいれば、余ったベーコンを使う人もいる。オリーブオイルもローマの柔らかい風味がいいという人もいれば、トスカーナのスパイシーさがいいという人も。材料が増えたり減ったり、家庭の数だけ、味があるスープなんです」
奥野シェフが教えてくれたこのレシピも“奥野式”のローマ風。とろふわっとした卵の食感とコク、実に奥深い味わいだ。
材料(2人前)
ベーコン(小)… 3枚(約30g)
卵…1個
パルミジャーノ・レッジャーノ(削ったもの)… 大さじ2(ペコリーノ・ロマーノか、粉チーズでも可)
水…300ml
<調味料>
オリーブオイル…大さじ2
黒こしょう… 適量
塩… 適宜
作り方
- ベーコンを1cm幅に切る。卵はパルミジャーノ・レッジャーノを加えて溶く。
- 小鍋にベーコンを入れ、中火にかける。ベーコンに焼き目が付き、カリカリになるまで火を通したら、余分な油を捨て、水を加えて沸騰させる。
- 30秒ほど沸騰させたらオリーブオイル大さじ1を入れて火を止める。1の溶き卵を回し入れ、全体をよく混ぜる。味見をして、足りなければ塩を加えて味を調える。
- 3を器に盛り、残りのオリーブオイルをひと回しし、黒こしょうを振る。