インテリアをもっと楽しく!

アートで住まいをセンスアップ!---知っていますか?飾り方の基本

たった1点の小さな額に入ったアート作品でも空間のアクセントになり、そこに住む方の趣味やセンスを感じさせるものです。“暮らしにアートを取り入れる”とき、どんな作品を選ぶかは、好みや自分らしさを表現できることが望ましいでしょう。でも、どのように飾ればいいのか、飾る場所によって違いはあるのか。
そこで、今回はアートのある暮らしのための飾り方の基本についてご紹介していきます。

アートのある暮らし。はじめてみませんか?

STEP1:飾るための壁を考えてみましょう。

せっかくアートを飾るなら、効果的にセンスよく見せたいものです。どの部屋の、どんな壁に飾りたいですか?壁は横長ですか、縦長ですか?

絵画やポスターあるいは額装の形は、飾りたい壁の縦と横の比率に合わせて考えるとバランスがよくなります。ソファやダイニングテーブルなどが置いてあるなら、見えている壁面の横長空間に合わせて考えてみましょう。窓と窓の間など、縦長の空間なら縦長に配置したほうが収まりよく感じるはずです。
空間に対してのボリューム感としては、2-3割程度であれば上品でシンプルに。ダイナミックに空間全体の印象をつくるとしても5割程度まで。壁面には余白の美を演出しましょう。

STEP2:もっと気軽に!身近な空間をアートで飾りましょう。

壁は、どこかにある

キッチンや玄関、洗面室やトイレなど、狭くても壁は必ずあります。
写真は、キッチン脇の窓の間。2枚のアートを縦に並べて飾ることで縦横比率をそろえる法則に整えています。
洗面室などには、タイル・陶磁器といった湿気の影響を受けにくいアート作品を選べば無機質になりがちな空間も、華やかに彩ることもできますよ。

フォーカルポイントを意識

インテリアには、フォーカルポイントという見せ場の考え方があります。
寝室はベッドが中心になる空間。シックな色合いのアートが空間全体のバランスをとりやすく落ち着いた印象を与えます。写真は、枕ともコーディネートされていますが、左右の照明の灯りが柔らかにあたることで、美術館の展示作品のように寝室の見せ場としての雰囲気を作りだしています。

アートをアーティスティックに

リビング空間をアートで印象付けるなら、大きな作品を飾るのもいいですが、写真のように多数の作品を集合体としてランダムに並べることも方法のひとつです。
この場合、統一感も大事ですが、似通ったタイプの作品ばかり並べると印象は凡庸になります。額装・色・スタイルの異なる作品をミックスし変化をつけたほうが、洗練されたセンスを感じさせます。

子ども部屋にもアートを

素直な感覚を持っている子どもは、キャラクター的な絵よりも、アートに自然に触れる環境にある方が感性が育つともいわれています。
絵本のワンシーンや、自然の風景、色彩鮮やかなグラフィック、抽象画など発想を広げやすく、説明を与え過ぎなくとも感覚で楽しめるものを選んであげましょう。

さりげなく置くという飾り方

壁面は傷をつけたくない。ピクチャーレールが飾りたい場所にない。このようなときには、「置く」という飾り方もありますよね。小さめのアートを書棚やチェストなどの上に、大きめの絵を床に置いて壁に立てかける…さりげなく置くという飾り方自体、センスが映えるポイントかもしれません。但し、もしもの時の転倒の備えはしておきましょう。

アートは飾る高さも大切

アートを飾るとき、高さのことも忘れてはいけません。高すぎても低すぎてもバランスが悪くて、飾っても見にくいということになります。床から140~150cmの「目線」に合わせた高さが望ましいとされ、美術館などで鑑賞に適した高さとして割り出された数字です。写真の高さだと、見上げる位置で、見にくそうですよね。

STEP3:大切なアートを飾る場所には気をつけましょう。

アート作品は、本物といわれる高価なものから、自分で撮った写真や雑誌の切り抜きなどのリーズナブルなものまで幅広く自分の感性で飾ることができます。お気に入りの1点を飾り続けるのもいいですし、季節や気分に合わせて変えていくことも楽しみ方のひとつです。飾るときに気をつけておきたいのは、紫外線のあたる直射日光を避け、風通しがよく、エアコンが直接あたらない場所を選ぶということを忘れずに。これは、飾って大切に楽しみたいアートを、長く美しく保つための基本です。

暮らしにアートを取り入れたいなら、こちらも参考に!

アートは、画廊やギャラリーで購入するというイメージがありますが、インテリアショップなどでも取り扱っています。また、美術館などを訪れた際には、ミュージアムショップをぜひ覗いてみてください。手頃な展覧会作品のポスターや、美術作品を入手できることもあります。

「三菱地所のレジデンスクラブ」ロイヤル・プレミアム会員の皆さまがご利用できる会員特典には、アート作品の取扱いがあるインテリアショップや、ミュージアムショップも覗いてほしい美術館の優待もあります。ぜひ、以下の会員特典の情報もご覧ください。

三菱地所のレジデンスクラブ「会員特典 優待サービス」はこちら