理想の空間づくり

リフォームで失敗しないための5つのポイント

家族構成やライフスタイルの変化により、「暮らしにくくなってきた」、「設備や仕様が古くなってきて使いにくい」、「中古住宅購入+リフォームで快適な暮らしを実現したい」など・・・理想の住まいへ向けてリフォームを考えるタイミングはさまざまです。でも、リフォームでのトラブルもよく耳にするのが現実。では、リフォームを成功させるためには、一体どうすればよいのでしょうか。ここでは失敗しないためのポイントを5つにしぼって考えていきます。

Point1 家族みんなで、リフォーム会議

要望や憧れの暮らしを家族で相談

リフォームは一緒に住まう家族全員に関わる一大イベント。リフォームを考え始めるときは、まず今の住まいのお困りごとを出し合って、それが解決されたリフォーム後の暮らしをイメージしながら、要望をリストアップすることから始めてみましょう。そのリストを元に、「キッチンの交換は最優先」、「予算があればオープンキッチンに変更」など、優先順位をつけていくと、必要なリフォームが見えてきます。そのとき一緒に考えていただきたいのが、将来を見据えたリフォームの計画です。家族構成の変化に伴う間取りの変更やバリアフリー、目には見えない建物の性能を上げることなども一緒に計画することで、快適な空間にすることができ、トータルで考えた場合、ダブルコストや二度手間にならずにリフォームすることができます。

家族のありたい姿によっては、選択肢は、「買い替え」や「建て替え」になることもあるかもしれません。しかし後々、後悔しないためには、ちゃんと家族全員が憧れる暮らしを話し合うことが大切です。

Point2 情報収集し、候補のリフォーム会社を複数選ぶ

実際に現場を確認してもらい、希望をしっかり伝える

よくいわれることですが、リフォーム成功のポイントは会社選びにかかっているといっても過言ではありません。こちらの要望や疑問にしっかりと応えてくれる、誠実なリフォーム会社を選ぶことが肝心です。そのためには、まず情報収集。専門誌やネットに情報はあふれていますので、多くの会社のなかから、好みや条件が合いそうな会社をピックアップします。また、そのリフォーム会社のショールームに足を運んでみたり、施工実例を確認するのもおすすめです。その後、2社~3社に連絡して、実際に現場を見てもらい、いろいろ話をしてみましょう。その結果、信頼がおけそうな担当者や会社であればそれぞれに見積りを依頼します。基本的に見積りまではお金がかかることはほとんどありません。

Point3 実際に依頼するリフォーム会社を決める

見積りの金額だけでなく、トータルで判断

3社程度にしぼったリフォーム会社からの提案と見積りを比較しましょう。相談にきちんと対応してくれる、誠実な提案をしてくれる担当者の人柄や会社の信頼度などを加味してトータルで検討することが大切。見積り金額がもっとも低い会社=依頼する会社ではないということです。
詳細のプランと予算に納得した上で、気になる点は質問して疑問や不安を解消してから契約をしましょう。信頼がおけることはわかってはいても、依頼者とリフォーム会社、双方が納得した上で書面をもって契約を交わすことが重要です。また、契約後にリフォームプランや建材を変更すると工期が延びたり、費用がアップするので、事前に確認しておきましょう。その他、建設業許可番号の取得や建築士が在籍しているか、保証やアフターサービスなども考慮して決定しましょう。

Point4 契約後もリフォームの重要なポイント

最後の詰めを慎重に行って、いよいよ工事へ

契約したところでひと安心というわけにもいきません。ここからが本当のスタートです。実際にショールームに行って商品を確認したり、色や寸法など細かい部分もしっかり確認しておきましょう。そうすれば、出来上がりがイメージが違った、というような失敗がありません。
また、工事中にご迷惑をかける近隣の方への挨拶など、周りに気をつけておくことは、工事後に快適に住まうために大切です。

Point5 計画通りの仕上がりかを完成検査で確認

いよいよ完成。完成検査は丁寧に

リフォームの内容によって異なりますが、数日から数週間の工事期間を経てリフォーム工事が完了します。最後のポイントは、計画通りにリフォームされているかをチェックする完成検査です。
このとき、自分一人では気づかないことや見落しなどもあるため、なるべく家族で立ち合って確認をするようにします。また、引渡し後に傷や故障に気がついても、補修が受けられない場合もあるため、確認してから使い始めましょう。