
研究を重ね、進化し続ける「ECO EYE’S アクション」
三菱地所レジデンスでは、ザ・パークハウスで採用している多くのECOアイテムに加え、
次世代のECOアイテムを研究開発し、導入を始めています。
また、未来のニーズを見据え「こんなモノがあったらいいな」というシステムやアイテムを研究。
より高いレベルで、環境に配慮した経済的な暮らしの実現をめざして、進化し続けます。



太陽光発電と高圧一括受電システム「soleco(ソレッコ)」
私たちは、太陽光発電に高圧一括受電を組み合わせた独自のシステム「soleco」*を開発、ザ・パークハウスに導入しています。マンション屋上にソーラーパネルを設置し、太陽光発電による電力を使用することによって、共用部の電気代を削減。さらにマンションごとに高圧電力を一括受電して各住戸へ分配することで、住戸ごとの電気代(従量料金)から、約10%割引きされます。なお、太陽光発電パネルと受変電設備はお客様が所有しないため、導入費用やメンテナンス費用をお客様が負担する必要がありません。
- 物件により採用が異なります。


住まいの燃費を明らかにした「マンション家計簿」
クルマの燃費のように、マンションでも生活にかかるエネルギーコストを見える化できないだろうか?このような考えから生まれたのが、家の燃費に関わる「マンション家計簿」*です。住戸毎に方位や階数などで異なる各住戸の冷暖房費を「いえの燃費」として表示。部屋を選ぶ際に、住戸別の燃費を見える化しました。また、家族構成やライフスタイルで異なる光熱費を「くらしの燃費」として表示。どのような暮らし方をすれば省エネにつながるかを、ご提案しています。
- 物件により採用が異なります。



生物多様性保全の取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」
ザ・パークハウスでは、すべてのプロジェクトで生物多様性保全への取り組み「BIO NET INITIATIVE(ビオ ネット イニシアチブ)」を行っています。
「守ること」「育てること」「つなぐこと」「活かすこと」「減らすこと」という5つのアクションのもとに、環境に配慮した街づくりを進めています。
マンションを「点」ではなく「面」として考えることで、周辺の緑地や街の緑をつなぐ緑化空間を創出。こうした独自の取り組みによって、マンション周辺の環境はもちろん、地球環境との共生を目指します。



5つのアクション
守ること。
侵略的外来種等を採用せず、多様ないきものや植物を守ります。
つなぐこと。
周辺緑地等との緑のネットワークを考えます。
減らすこと。
病気や害虫を減らし、剪定・刈込みの頻度を減らして焼却ゴミを減らします。
活かすこと。
樹木の持つ自然な形の美しさや土壌の持つ生命力を活かします。
育てること。
地域に受け継がれてきた植生や日本の在来種を大切にしていきます。

BIO NET INITIATIVE
住まいづくりに、R&Dを。
三菱地所レジデンスには、Research & Developmentを行う専門会社「メックecoライフ」があります。集合住宅の企画に対して、環境とデザインなどに関する様々な研究と提案を行っています。このページでご紹介した「ソレッコ」や「マンション家計簿」は、その成果のひとつです。また、消費者の方と一緒にこれからの住まいづくりを考える研究室「スマイラボ」をWeb上に開設。「こんなマンションがあったらいいな」という提案をし、意見を交換。次の商品開発につなげていく取り組みを行っています。
[エコアイズを担うスペシャリスト]
少ないエネルギーで豊かに暮らせる、そんな未来型マンションを生み出す原動力に
株式会社メックecoライフ
三輪弘美
私たちが〈ECO EYE’S〉を通じて提供する価値、それは環境に配慮した経済的で快適な暮らしへのこだわりです。たとえば、ザ・パークハウスで導入している「soleco(ソレッコ)」は太陽光発電システムと高圧一括受電を組み合わせることにより、お客様に負担を強いることなく、マンションの各家庭と共用部の電気代を削減する地球環境への配慮と経済性を両立した独自の環境システムです。
本来エコロジーとは、エコノミーであるべきだと、私たちは考えます。経済的な負担の上に成り立つエコロジーは長続きしませんし、逆にエコノミーであれば、それが誘因となって持続的なエコロジーへの取り組みが可能です。まさにエコロジーとエコノミーは不可分であり、この両者をいかに満たすかが、今後のエコに対する取り組みのカギを握ると考えています。そこで現在、着目しているのが「マンションの燃費」です。車を選ぶときに燃費を気にするのは当然であるように、マンションに住んでいただいてからの水道光熱費などを公開する「マンション家計簿」を、業界初の取り組みとして開発しました。目に見えないエネルギー消費だからこそ、コストに置き換えて可視化するという手法でお客様にわかりやすく開示しています。「マンション家計簿」が業界のスタンダードになれば、マンションの選択基準に環境の視点が加わり、少ないエネルギーで豊かに暮らせる、そんな未来型マンションを生み出す原動力になると信じています。
ザ・パークハウスには、節電・節湯・節水を実現する快適な省エネ設備が標準採用されていますが、今後は、通風や日差しなど周囲の自然環境を巧みに取り入れた「低エネルギーで住める住宅」や、「人間も建物もずっと健康でいられるモノづくり」の研究を進めていきます。そして「BIO NET INITIATIVE(ビオ・ネット・イニシアチブ)」や「soleco」がそうであるように、たとえマンション単体での効果は小さくてもザ・パークハウスの集合体として、ひいては街づくりとして、社会に高い効果を示すようなさまざまな取り組みを通じて「ザ・パークハウスの環境価値の創造」を実現していきたいと考えています。これが私たちの使命であり、同時に私の夢でもあります。

- 本記事の内容は2018年6月掲載時の情報となります。情報が更新される場合もありますので、あらかじめご了承ください。