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階段を中心に笑顔が広がる家

規制が多い風致地区に、ご家族の愛情を注いだこだわりの家がありました。

東京都杉並区 S様邸

竣工/2015年9月 敷地面積/198.35m2 延床面積/173.38m2 規模/地上2階建て

子供たちの成長を考えて。

「玄関正面の道路から見上げるのを想定して家の外観デザインを考えてもらいました」
春の澄んだ青空に、片流れの屋根のスタイリッシュな稜線を美しく映すのは、白と黒のバイカラーの壁面が印象的なS様邸です。
今回の住まいを建てられたきっかけは?
「昨年の春に3人目の子供が生まれ、以前のマンションが手狭になったことと、一番上の娘が今年小学校の入学を控えていることもあり、新しく家を建てることにしました」とご主人様。
以前住んでいたマンションも近隣で住み慣れていたことや、ご主人の実家からも近いということで杉並区に土地を購入しました。
「この土地は近くに小学校や公園もあり気に入っています。実家の近くにも大きな公園があってよく遊びに行きました。
新しい家も子供たちをのびのびと育てられる環境だと思います」

外観
リビング
リビングはインナーバルコニーから差し込む光のおかげで明るい空間に。
透明ガラスにすりガラスシートを貼ってプライバシーを守りながら光を採り入れています。

「注文住宅」と「全館空調」そして「長期保証」。

家づくりにあたってハウスメーカーを選ぶポイントは「注文住宅」と「全館空調」だったといいます。
「まず、デザインに自分たちのこだわりを自由に入れていきたかった。購入した土地が台形なので、上手に敷地を活かしてもらう必要がありましたし、天井が高く空間に広がりを感じられる家にしたいと思っていました。もう一つは全館空調。以前実家をリフォームする計画があったのですが、そのときに全館空調のことを知りました。
全館空調を売りにしているもう一つのメーカーと比較したのですが、部屋ごとに温度設定できるのはエアロテックだけ。操作方法もスマートでした。結局、実家のリフォームは実現しなかったのですが、今度自分が家を建てるときは、必ず全館空調を入れようと思っていました」と自由な空間設計のためにエアロテックは必須条件であったようです。
ハウスメーカーだけでなく、工務店でも検討。しかし最終的に、長期保証まで含めた総合評価で三菱地所ホームを選ばれました。
「アフターサービスがしっかりしていること。デザインも住み心地も、本当に三菱地所ホームに頼んで満足しています」
さて、どのようなお住まいなのか拝見することにしましょう。

風致地区にふさわしい佇まいと外観。

お住まいの一帯は風致地区に指定された穏やかな住宅地。景観保全などの観点から建築物の高さや建ぺい率が制限されています。
そのため、S様邸は一般の住宅に比べ、接道部や隣地との境界を広く取り、敷地周囲に植栽を採り入れたゆとりある設計に。スタイリッシュな外観と相まって落ち着きのある佇まいを見せます。
「南の島が大好きで、モダンリゾートのイメージを大切にしました」というように、まず目を引くのは、アジアンテイストの花ブロックとアール状に配置した石畳のアプローチ。夜になるとライトアップされるシマトネリコの木が訪れる人をやさしく迎え入れてくれます。
大きな玄関ドアを開けると、ライムストーン張りの広いホールが。ここから夫婦の寝室や子供たちの部屋、バスルームなど、1階のプライベート空間にすべてつながります。
ひときわ印象的なのは正面に見える中庭のピクチャーウィンドウ。キャンバスのような白い塀に、シンボルツリーのイロハモミジが美しく映し出されます。また、アイアンと木を組み合わせたスケルトン階段が視界の抜けた広々と開放的なエントランス空間を演出します。

外観
北側の中庭
シンボルツリーであるイロハモミジが植えられた北側の中庭。 秋には美しく色づいた紅葉を見せてくれます。
寝室
間接照明が照らす落ち着いた雰囲気の寝室。
子供部屋
長女次女2人のための子供部屋。お互いのプライバシーが気になる年頃になったら、部屋を仕切れるようにプランニング。

階段をぐるりと囲む開放的な空間。

2階に上がると、家族が一緒に過ごす大空間が出現。
リビング、ダイニング、そしてキッチンが階段を中心にぐるりと囲む回遊式の間取りで、ドアや間仕切りなどで区切らないオープンフロアとなっています。北側に位置するキッチンや階段の踊り場にはトップライトを設け、フロア全体に陽の光がたっぷり降り注ぐ工夫がされています。
「とにかく子供たちが元気よくかけ回れるように、広々とした空間にしたかったんです」とご主人様。
また2階には、三大唐木のひとつタガヤサンの無垢フローリングを敷きつめました。
「以前のマンションも無垢のフローリングで裸足が気持ち良かったんです。でも今回の方が堅い素材なので子供たちが遊んでもヘコミや傷がつきにくいし、黒基調の不規則な斑模様のデザインも気に入っています」
小さなお子様のいる家庭には必需品とされる、階段降り口のキッズガードをレールレスにするためわざわざ支柱を2本追加したり、子供が階段の隙間から顔を出さないように透明のアクリル板を取り付けるなど、安全面にも徹底的にこだわりました。

階段
家族の共有スペース
2階は家族の共有スペース。スケルトン階段を中心に、キッチン、ダイニング、リビングを子供たちがぐるぐる回れる間取り。
インナーバルコニー
タタミコーナーから続くダイニング、インナーバルコニー。インナーバルコニーはご主人様お気に入りのくつろぎの場。夏は子供たちとプールで遊ぶ予定。
パントリー
キッチン奥には便利な大容量のパントリー。その横にはホームエレベーターを設置。

子供の気配を感じたり、会話したり。

キッチンは、高級感漂うクォーツストーンの大型ワークトップを採用したアイランドキッチンが目を引きます。
「食事の支度をしながら、遊んでいる子供たちに目が届き、コミュニケーションできるのもいいですね」と奥様。
お気に入りは、キッチンで使う物を効率良く収納できるように造作した壁面収納とキッチン奥のパントリー。特にパントリーはウォーターサーバーのボトルや保存食などをたっぷりと収納できます。
「これだけの収納力があると安心ですね」とご満足の様子。
ダイニングの上には約11畳の広々としたロフトが。
「クリスマスやひな祭りのお飾りなど大きなものが収納できるんです。けっこう広いので子供たちの遊び場にもなってますけど(笑)」と笑顔で語ってくれました。

タタミコーナー
キッチンとダイニングに面した小上がりのタタミコーナー。
ロフトスペース
2階から階段で上がると広いロフトスペースが。ひな飾りなどの大きな荷物を収納できます。

愛情を注いだこだわりの家。

ご主人様が「こだわりの家」というように、随所にご自分のこだわりを取り入れ、理想の住まいを形にしたS様邸。
外観やインテリアのデザインへのこだわり以上に、ご家族みんなで安心して暮らしたいというご主人様の愛情がいっぱいに注がれています。

S様ご家族