住み替えのポイント

60代70代で考える老後の住み替え。成功のポイントとは

60代・70代は、住宅の老朽化やライフスタイルの変化に伴い「住み慣れた家をどうするか」考え始める時期かと思います。老後の住み替えは、精神的にも体力的にも負担がかかるため、押さえておくべきポイントを理解してから臨むと良いでしょう。今回は、リタイア後に考える住み替えについてご紹介いたします。

「どのような生活を送りたいか」が重要

まずは、自分が老後にどのような生活を送りたいか、を考えることが重要です。病院にも近く安心安全な暮らしがしたい、子供や孫との時間を沢山作りたい、自然豊かな場所でゆっくり過ごしたいなど、人によって思い描く老後の“過ごし方”があることでしょう。それを叶えるために、住むエリア(場所)・住む家をさまざまな選択肢の中から絞っていきます。


それでは、エリア(場所)を選ぶポイントからみてみましょう。

今後、車を手放すことを考えているなら、バス停や駅などの近くはもちろん、バスや電車の路線や一日に走っている本数も考慮しておきましょう。また、食品や日用品を購入するスーパーマーケットや、メインに使っている金融機関が近くにある場所を選ぶことも大切です。さらに、老後は病院にかかる頻度が高くなることが予想されるため、かかりつけ医になりそうな通いやすい病院が近くにあるかどうかも考えておきましょう。

続いて、家を選ぶポイントですが、高齢者には少しの段差も危険といわれていますので、段差がないバリアフリー設計は見逃せません。また、セキュリティ対策も重要となりますので、その点も踏まえ、マンションがいいのか、戸建がいいのか、実際に足を運んで確かめてみることをおすすめいたします。

リタイア後の資金計画は余裕を持って

資金計画は、住み替えを考え始めた時の状況によって異なります。持ち家を売却する際の査定額をしっかりと把握し、さらには年金受給額を考慮しながら、新しく購入する物件にどのくらいの費用を充てることができるかを考えましょう。

そのうえで、住み替えた後の住居にかかる費用や、リタイア後にどのような生活をしていきたいかを考えながら、突発的な出費にも対応できるような余裕を持った資金計画を立てることが大切です。

また、住宅ローンが完済していない状況ならば、どのくらいの価格でご自宅が売却できるか現状の資産価値を把握して、売却した費用でローン残債を完済できるかどうかも確認しておきましょう。

  • 掲載記事の内容は2022年7月制作時点の情報に基づきます。


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まだ住み替えは先の話…という方でも、今から情報収集しておくことも成功のポイントです。是非お気軽にご活用ください。