リビングだけ、寝室だけ、のコーディネートもできる!
メック・デザイン・インターナショナル(三菱地所グループのインテリアデザイン会社)では、プロのインテリアコーディネーターが、幅広い専門知識と経験をもとに新居や模様替えの際のインテリアをトータルプロデュースする「インテリアコーディネートサービス」を展開しています。住まい全体のコーディネートはもちろん、リビングや主寝室、子供部屋だけといった部屋ごとの相談も可能です。
気になるその内容について、インテリアコーディネーター・小室愛子さんに聞きました。
プランの提案だけでなく、すべてをマネジメントしてくれる!

「まず、お客様がどのような住まい方を希望されているのかを細かくうかがうところからスタートします」(小室さん、以下同)
新居の図面を見ながら専任のインテリアコーディネーターがカウンセリングを行い、依頼主のライフスタイルに沿ったコーディネートプランを提案してくれます。
「以前からホテルのようなインテリアを希望される方は多いのですが、最近はライフスタイルが多様化し、住まいに対する思い入れも変化してきました。特にコロナ禍の影響から、ひとつのスペースで仕事とプライベートをうまく両立させたいという希望を持つ方が増えています」
身近なIoTの活用も、最近のライフスタイルの傾向のひとつ。
「たとえば、リビングにテレビを置くとして、これまではテレビの前にソファを置いて視聴することが当たり前でしたが、最近は、インターネットとテレビが融合して年々進化を遂げています。インターネット上にはWEBサイトやSNS、動画、ゲームなど、多彩なコンテンツがあり、テレビもまたスマートフォンや家電などとの連携もされはじめ、新しい楽しみ方ができるようになってきました。また、さまざまなデバイスを接続してYouTubeをはじめとする動画がTVに映し出されています」
一方で、健康志向も高まってきています。
「大画面TVで、ヨガやワークアウトを楽しみたい、リモートワークをしたい…など、ご自分の生活ルーティーンを実現するため、より具体的な環境やスペースを求める傾向が増えています。住まい方がシームレスに変化していますので、既成概念にとらわれず、どうすればお客様が心地よく快適に暮らすことができるかという点に重きを置いて、打ち合わせを重ねていきます」

ショールームに同行し、プロの目でアドバイスをしてくれる!
打ち合わせを経て、インテリアのイメージが固まれば、次は家具や照明器具、カーテンといったインテリアの商材選びに進みます。希望すればインテリアコーディネーターがショールームに同行するので、心強いアドバイザーになってくれます。
「ショールームのような広い空間に行きますと、ついつい華やかで、存在感のある家具に目を奪われてしまい、その結果、選んだものが部屋のサイズやイメージに合わないということが起こりがちです。そこで、コーディネーターが図面と照らし合わせながら、お客様が選ばれた家具を実際のスケールに落とし込んでいきます。また、その家具がトータルイメージに合っているか、ご予算的にも問題ないか、などについてもアドバイスさせていただきながら、お気に入りの逸品を探すお手伝いをさせていただいています」


マンションの壁面のスペースを効果的に使う
最近は壁面を利用したインテリアの人気が高いそうです。
「マンションの場合、壁面が広いことが多く、実はこのスペースがインテリアに効果的に働きます。壁面収納を作り、テレビなどを収めるというのもひとつの方法ですが、最近注目を集めているのは、エコカラットという壁材を貼り印象を変える方法です。テクスチャーも豊富で、クラシカルな大理石調、古木のような自然の素材感のあるものなど、種類によって壁の表情ががらりと変わるところも人気ですね」
エコカラットには、デザイン以外のメリットもあります。
「エコカラットには湿気を吸収し、さらに暮らしの中の気になるにおいの原因を吸着するという働きがあり、実用的にも優れています。エコカラット以外にも色や柄があるクロスを貼り、アクセントをつけるという方法もありますし、玄関の壁の一面にミラーを貼り奥行きを出すなど、壁面に工夫を施すことでインテリアの可能性が広がっていきます。それらの壁面装飾もお客様の希望をうかがいながら、一緒に選んでいきます」


最後に迷ったら、専門家の目線で選んでくれる!
依頼主とインテリアコーディネーターの間でイメージのズレがないよう、打ち合わせでは選んだ家具を図面の縮尺に合わせて配置した資料が用意されます。また、家具メーカーによっては3Dシミュレーターを使いレイアウトイメージを再現することもできます。それらのツールを使い、依頼主とインテリアコーディネーターがイメージを共有しながら、理想のインテリアを構築していきます。
「今はSNSをはじめ、世の中には情報があふれています。お客様はみなさま、情報収集がお上手なのですが、逆に情報がありすぎて最後のひとつを選べなくなっているようです。そこで、お客様がお持ちのさまざまな情報を共有し、最後は専門家目線でひとつを選んで差し上げる、それもインテリアコーディネーターの大事な役割だと思っています」
小室さんが大事にしているのは、依頼主との丁寧なやりとり。“face to face”だからこそ生まれるアイデアや信頼感を大事にしたいと言います。
「ご夫婦で相談に見える方も多いのですが、普段はお忙しく、インテリアに関するお話し合いの時間がなかなか取れないのが現状のようです。それだけに打ち合わせは、ご自身の考えを発出する場にしていただきたいと思っています。そこで『あぁ、そう考えていたんだ』と、お互いが初めて認識されることもあります。インテリアのプランを組み立てるには、そのプロセスを踏むことがとても重要で、そうした意味でも“face to face”での打ち合わせは大切だと考えています。インテリアコーディネーターは、プランを提案するだけにとどまらず、ご家族の意見の調整、納品までのスケジュールの管理、さらにメーカーとのやり取りなど、すべてをマネジメントする役割を担っていると考えています」
各種インテリア商品が優待価格で買える!
その言葉通り、メック・デザイン・インターナショナルのワンストップサービスでは、インテリアを選ぶところから始まり、注文、納品管理、メンテナンスまで一貫したサポートが受けられます。
新居へのお引越しの場合、引越し当日に注文した家具が届き、荷物の整理に追われるなか梱包を解き、所定の位置に設置する……、そんな面倒から解放されるのもインテリアコーディネートサービスの大きなメリット。さらに各種インテリア商品が優待価格で提供されるという嬉しいサービスもついてきます。
「メック・デザイン・インターナショナルでは、インテリアの販売会と相談会を兼ねたイベントも開催しています。そこでは専門スタッフと様々なインテリア商品を見ながらお打合せができますので、ぜひご参加ください」
新居にはお気に入りの家具を集めたはずなのに、なんだかチグハグで落ち着かない……。そんな失敗から救ってくれるインテリアコーディネートサービスは、まさにインテリアの救世主。プロが作り出す空間は、きっと心地いい毎日を届けてくれるはず。

お話を聞いたのは●小室愛子さん(インテリアコーディネーター、二級建築士)
こむろ・あいこ/建築インテリアデザイン事務所を経て、2000年よりフリーランスのインテリアデザイナーとなる。住空間コーディネート、展示デザイン、スタイリングと幅広く活躍。2005年~三菱地所(現三菱地所レジデンス)ザ・パークハウス〈CUSTOM EYE’S〉カスタムアイズのサービスに携わる。主にマンションご契約のお客様を中心に「〈CUSTOM EYE’S〉カスタムアイズ・サービス」、「個別インテリアコーディネートサービス」などの業務に従事。お客様のこだわりやご要望を伺いながらトータルにインテリアコーディネート提案を行っている。