暮らし快適メモ

水栓・火災報知機、年に一度のチェックを

12月は年に一度の大掃除の時期。この機会にふだんあまり確認しない箇所をチェックしてみましょう。

火災報知機の動作確認を行いましょう

火災報知機には、本体のヒモを引くタイプやボタンを押すタイプなど機種によって点検方法が異なります。
説明書に従って動作確認を行ってください。
火災報知機はおおむね10年をめどに機器交換が必要です。
交換時期を記したシールなどが貼ってあれば、その指示に従って機器交換を行います。

キッチンや洗面所の水栓の水漏れ確認

キッチンや洗面所の水栓も、水漏れしていないか確認しましょう。
使用から10年を越えると内部の部品やパッキンが消耗して水漏れを起こしやすくなってきます。

  • ハンドルや付け根から水漏れする
  • 水のボタボタが止まらない
  • シンク下の水受けに水がたまっている
  • 接続部分から水がしみ出ている

などの症状が見つかったら、早めに修理しましょう。

洗濯機や洗面所の排水トラップの詰まり

■洗濯機
洗濯機の排水口もふだん頻繁に掃除をしない場所です。
髪や糸くずなどが詰まっていると排水があふれ出てきたり、イヤな臭いの原因となる場合があります。
この機会に掃除しておきましょう。
洗濯機を置いている防水パンの種類によっては、洗濯機を移動しないと排水口掃除ができないかもしれません。
少し大変ですが、大掃除だと考えて年に一度は排水口を掃除するようにしましょう。

■洗面所
洗面所の排水トラップが詰まっていないか確認しましょう。
仕様によって異なりますが、水を流したときの排水管内のコポコポ音は、排水管の詰まりのサインです。
説明書に従って、排水トラップを外して清掃します。

ビルトインタイプの食洗機のメンテナンス

ビルトインタイプの食洗い機のメンテナンスを行っていますか?
食洗機の排水管が詰まってしまい、2階のキッチンから1階に水漏れしてしまったケースがあります。
食洗機は食べカスなどが詰まり、不衛生な状態になる場合がありますので、食洗機内部やフィルターはメーカーの清掃方法に従って、定期的に洗浄しましょう。

ガスコンロやウォッシュレット、リモコンの電池交換もこの機会に

この機会に、家まわりの機器の電池交換をまとめて行うのもおすすめです。
テレビやレコーダーのリモコンの電池は、長い間交換しないと電池から液漏れしてくることがあります。
忘れがちなことですが、ガスコンロやウォッシュレットの壁付けリモコンにも電池が入っています。あわせて電池交換を行いましょう。

  • ウォッシュレットなどは、電池交換をすると設定が変わってしまう場合がありますので、あらかじめ注意書きを読んでから交換を行ってください。

住まいのリモコン関連の電池タイプ・使用本数を一覧表にしておくと、まとめて交換ができて便利です。
突然電池が切れると不便なことも多いものです。年に一度やることを決めておくと効率的な大掃除ができます。

<解説>

三菱地所ホーム株式会社 アフターメンテナンス部
佐久間 智さん