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【至高の手土産】買えるのは1日15本のみ! 『資生堂パーラー』の「スペシャルチーズケーキ」

洋食・喫茶店の運営や洋菓子の販売を手掛ける『資生堂パーラー』。全国的な知名度を誇る同店に銀座本店ショップでしか買えず、しかも1日の販売本数も決まっている限定商品があることをご存じだろうか? 希少かつ納得のクオリティのお菓子を手土産にしたならば、贈った方へ誠意が伝わるに違いない。

銀座本店ショップ限定商品用の明るく力強いパッケージ

1872年に東京・銀座で創業した、日本初の民間洋風調剤薬局(後の資生堂)。『資生堂パーラー』は、その子会社として、薬局内の一角で1902年に、ソーダ水と当時まだ珍しかったアイスクリームを製造販売する日本初の「ソーダファウンテン」を設置したことが原点にある。そして、時代と共に飲食業という形態で発展してきた。

今回紹介するのは、1978年に発売したひと口サイズの「チーズケーキ」をもとに、「さらなる逸品を」と開発。1997年に誕生した「スペシャルチーズケーキ」(3780円)である。

さらに、手提げ袋やパッケージをビビットなカラーに一新。2019年11月のリニューアルの際、「銀座八丁目物語」をコンセプトにグラフィックデザイナーの仲條正義氏が銀座本店ショップ限定商品向けに手がけたものだという。

銀座本店ショップ限定商品向けの手提げ袋は、明るく元気な色合いの中にもシックさが宿る千鳥格子のデザイン。住所がデザインに織り込まれている。
期待度が高まるパッケージ。2019年の『資生堂パーラー 銀座本店』リニューアル時のテーマは「革新と継承」で、この時に銀座本店ショップ限定商品のパッケージ全体も一新された。

ワインにも合う、お菓子を超えた“大人の嗜好品”

「スペシャルチーズケーキ」はオンライン販売や配送、予約受付もしておらず、銀座本店ショップのみで販売。さらに、一本一本丁寧に焼き上げているため販売数は1日15本のみと希少なものである。早い時間に足を運ばないと手に入れられない逸品で、本店限定の商品が数種類あるなかでもひと際高い評判を得ている。

何をもって「スペシャル」なのか? その答えは、ケーキを切り分けている瞬間からひしひしと伝わってくる。

まずは、持てばずしっと重みを感じるほどの圧倒的なチーズクリームの量! ビスキュイ生地の中には、贅沢なほどにみっちりとチーズクリームが詰まっている。原料を厳選し、ビスキュイ生地は北海道産の小麦粉を、チーズクリームにはデンマーク産を用いて濃厚でなめらかな口どけに仕上げている。チーズのリッチな旨味と馥郁(ふくいく)たる香り、それを引き締める爽やかな酸味のバランスも秀逸だ。

良質なクリームチーズとサワークリームを贅沢に使った「スペシャルチーズケーキ」3780円。
濃厚なチーズクリームを、香ばしいビスキュイ生地が包み込む。その相性は格別!

広報担当の髙久沙和子さんはこう語る。
「職人が丁寧に焼き上げる特別なチーズケーキです。コクと酸味のバランスを考え、甘すぎず、ワインに合わせても満足いただけます。お菓子を超えた“大人の嗜好品”のようなチーズケーキです。冷やしてもおいしく味わえます」
 
単なるスイーツである以上に、リッチな気分になれるひと時を大切な方にプレゼントできそうだ。

『資生堂パーラー 銀座本店ショップ』

東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル1F
TEL:03-3572-2147
営業時間:11時~20時30分(2024年10月より11時~20時)
休:年末年始
https://parlour.shiseido.co.jp/

取材・文●沼 由美子 撮影●オカダタカオ(2024年8月掲載)

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