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【爽快モビリティ“e-bike”】力強い走りの「ファットバイク」を毎日の相棒に

注目のモビリティ「e-bike(イーバイク)」は通勤・通学時の強い味方になる。交通渋滞や満員電車、公共交通機関の遅延などのストレスを受けることなく、長距離も軽々と心地よく移動することができるからだ。なかでも、毎日繰り返す移動にぴったりなタフで実用性の高いのが、ファットバイクだ。

パワフルで快適な走りを楽しむ

ファットバイクとは、極太のタイヤを装備した自転車のこと。地面との接地面積が広いため安定感は抜群。タイヤの空気がクッションとなり、路面からの衝撃も吸収してくれる。数あるファットバイクの中からe-bike専門店『L.B.GARAGE恵比寿店』の川口さんが薦めてくれたのは、マイケルブラストの「ソーダバイク」だ。

マイケルブラストは、2017年にオーストラリアで創業し、現在は世界20カ国でe-bikeを販売する会社。味わい深いクラシックなビジュアルと、安全で快適な走行性を兼ね備えた製品で知られている。

ソーダバイクは、フロントフレームに取り付けられたバッグ状のカバーの中にバッテリーが収められ、専用の鍵を使用すれば簡単に取り外しが可能。また、“ソーダ”の名が示すように、フレームの先端には「栓抜き」が取り付けられている。こんな遊び心あふれるデザインも人気の理由だという。

街並みに映えるBMXのスタイルを落とし込んだフレームデザイン。
先端に付いている栓抜き。ディテールにもさりげない遊び心が詰まっている。

なくてはならない、手の焼ける愛車

「ママチャリタイプのe-bikeとはまったく違ってパワフルな乗り心地なので、より楽しく乗ることができます。街中で言えば坂道や、歩道の段差もストレスなく走れるんです。約4時間の満充電で最大50kmの距離を走れるので、自転車での行動半径がぐっと広がります。通勤に使っている人も多いですよ」

太さ3インチ(7.62cm)のワイドタイヤは、ほど良いクッション性を発揮してくれるというメリットの一方、一般の駐輪場に停めることができない、パンクした際には修理に費用がかかるなどのデメリットもあるという。

「ただ、ファッション性と実用性を兼ね備えたソーダバイクは、そうしたデメリットを超えて、依存性が高い自転車だと思います。オーナーは、不具合があると「今日中に修理してほしい」と言って来られる方が多いんです。道具というより相棒という感覚に近いのかもしれません」

快適な走り心地で、いつもよりちょっと遠くまで出かけてみたくなる……。そんな相棒に出会えたら、日々の暮らしは、もっと楽しくなるに違いない。

教えてくれたのは●川口 典一さん

かわぐち・のりかず●株式会社ユーロプラスバイク代表取締役。前職退職後、2016年に独立。『LATTEST bike』を目黒にオープンし、シティサイクルや子供用自転車を取り扱う。2023年にe-bike専門店『L.B.GARAGE』をオープン。シティサイクルからe-bikeまで自転車の豊富な商品知識をもとに、ニーズに合ったカスタムの提案などもしてくれる。

マイケルブラスト「Soda Bike(ソーダバイク)」
メーカー希望小売価格:29万7000円※専用充電器含む

<主な仕様>
サイズ:1630×660mm(全長×全幅)
車両重量:28kg
走行モード:3走行モード
変速:7段変速
1充電当たりの走行距離:最大50km
充電時間:約4時間
カラー:ブラック、ブルー、グリーン、ベージュ、ピンク

『L.B.GARAGE恵比寿店』
東京都渋谷区恵比寿3-14-4 秀恵レジデンス1F
電話・FAX:03-6277-0628
営業時間:12時~19時
休:不定休

文●梅澤 聡 撮影●大谷次郎(2024年8月掲載)

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