ライフデザイン

【爽快モビリティ“e-bike”】シティユースに最適な「ミニベロ」でちょっとそこまで

急な坂道や長時間の移動も軽快に走行できるスポーツタイプの電動アシスト自転車「e-bike(イーバイク)」。用途別に多様なタイプが展開されており、楽しみ方も人それぞれだ。手軽で快適なモビリティがあれば、普段のちょっとしたお出かけも気分が上がる。人気e-bike専門店『L.B.GARAGE恵比寿店』の川口典一さんに、普段使いにもってこいな1台を教えてもらった。

街乗りや買い物をおしゃれに楽しむ

“ベロ”は、フランス語で自転車という意味。小さい(ミニ)自転車(ベロ)を「ミニベロ」と呼んだのが名前の由来とされている。一般的には、ホイールの大きさが20インチ以下の自転車を指すことが多い。タイヤが小さいからたくさん漕がないと進まないのがミニベロだが、そこはさすがのe-bike。パワフルなアシスト機能のおかげで、軽い力でも快走することができる。取り扱いやすい小ぶりで軽量な車体で女性やシニアからの人気も高く、幅広い層に親しまれている。

「本体サイズがコンパクトなので、駐輪時にスペースを取らない点が特徴です。小回りが利くので、障害物の多い街中でもスイスイ走れます。また、タイヤが小さいので、停止状態からの漕ぎ出しが軽く、街乗りや買い物で、ちょっとおしゃれに乗りたいという人が多いですね」

「ミニベロ」タイプの中で、川口さんが薦めるモデルが、パナソニックの「EZ(イーゼット)」。2007年にBEAMSとのコラボ商品として発売されたモデルが原型となっているというだけあって、個性的なフレームデザインが印象的な1台だ。

スタイリッシュなボディフレームとゴツゴツとしたワイドなタイヤがアイコニックな「EZ(イーゼット)」。

チャイルドシートも付けられる

「パナソニックの電動自転車は、電動モーターの力が後輪に伝わるよう設計されています。後輪をアシストすることで、後ろからやさしく押してくれるようなサポートが体感できます」

個性的でスタイリッシュなデザインから、子育て世代の男女に人気の「EZ」。実際、川口さんの店では、購入者の半数を子育て層が占めているという。ただし、子どもを乗せるチャイルドシートを取り付けるには、カスタムが必要だ。

「僕自身も、このEZにチャイルドシートを付けて使っているんですが、子どもを乗せる場合は、荷台の耐荷重やスタンドの安定感が欠かせません。当店では、リアキャリアの最大積載量をアップさせてチャイルドシートを取り付け、スタンドを安定性の高い両立タイプのものに変更するなどのカスタムを提案しています」

「EZ」には、純正パーツとしてタイヤの色やカゴ、サドル、ハンドルなどが用意されている。好みのスタイルにカスタマイズして“自分だけの「EZ」”を作ってみては?

教えてくれたのは●川口 典一さん

かわぐち・のりかず●株式会社ユーロプラスバイク代表取締役。前職退職後、2016年に独立。『LATTEST bike』を目黒にオープンし、シティサイクルや子供用自転車を取り扱う。2023年にe-bike専門店『L.B.GARAGE』をオープン。シティサイクルからe-bikeまで自転車の豊富な商品知識をもとに、ニーズに合ったカスタムの提案などもしてくれる。

パナソニック「EZ」
メーカー希望小売価格:14万7000円 ※専用充電器含む

<主な仕様>
サイズ:1865×575mm(全長×全幅)
適応身長:149~181cm
車両重量:22.0kg
走行モード:4走行モード(ロング・オートマチック・パワー・オフ)
変速:内装3段変速
1充電当たりの走行距離:約55km(ロング)/約35km(オートマチック)/約31km(パワー)
充電時間:約3.0時間
カラー:マットナイト、マットオリーブ、ヌバックブラウン

『L.B.GARAGE恵比寿店』
東京都渋谷区恵比寿3-14-4 秀恵レジデンス1F
電話・FAX:03-6277-0628
営業時間:12時~19時
休:不定休

文●梅澤 聡 撮影●大谷次郎(2024年7月掲載)

  • 本記事の内容は掲載時の情報となります。情報が更新される場合もありますので、あらかじめご了承ください。


住まい探しから暮らしまで! ライフデザインのコンテンツはこちら