冬の季節に出回っている植物で楽しめる寄せ植え

「白と緑」の寄せ植えは、前後2列・4種類の苗を正方形の鉢に植えるのがポイントです。
冬の時期出回っているシクラメンの花やシルバーグリーンのリーフを彩りに、グリーンのグラデーションを楽しむことができます。冬の植物は成長期の春と違ってボサボサになりにくいので、剪定や花のメンテナンスなどに手間がかかりません。ただし、乾燥しがちな季節なので、水分補給には注意してください。
ハイセンスな「白と緑」の寄せ植えの作り方
まず、「白と緑」の寄せ植えのレイアウトと鉢サイズをご紹介します。
【鉢サイズ】
内寸:16.5cm×16.5cm
深さ:14cm


寄せ植えにする植物は以下のとおりです。鉢は白い木製のものを使います。
- 写真後列:向かって左がピナス、向かって右がラベンダーアラルディ
- 写真前列:向かって左がガーデンシクラメン白、右は初雪カズラ
白い木製の鉢は内寸16.5cmの小さめのサイズなので、直径8〜10cmのポッド苗を4つ寄せ植えにすると少しきつめかもしれないので、苗をずらして植え込んでください。


底石と土を入れてベースを作ったら、後列に高さのあるピナスとガーデンシクラメン白を植えます。
続いて、前列には背の低い植物を植えていきます。向かって右にラベンダーアラルディ、左に初雪カズラを植えます。


鉢に苗がぎっしりになっていますが、隙間を土で埋めていきます。土は少し多めに入れてから、不用な土を落としていく感じでかまいません。
最後に、鉢全体を持ち上げて手で叩き土を下に落とします。


これで「白と緑」の寄せ植えの完成です。少しずつニュアンスの異なるグリーンのグラデーションと質感が楽しめます。

新芽が淡いピンクの初雪カズラがアクセントになって、緑を引き立てます。ラベンダーアラルディの質感との対比も、目に楽しく映ります。


4種類の花とグリーンの組み合わせですが、合わせる植物によってバラエティある一鉢になります。ぜひ試してみてくださいね。

著者:寺井 通浩
東京都渋谷区上原にある、フラワー&グリーンショップ「からならの木」のオーナー。
「植物と暮らす」をテーマにガーデニングやディスプレイを手がける。月に1回花の教室も開催するほか、個人宅のコーディネート相談も受け付ける。