感動リフォーム

私たちのリフォームストーリー 第3回
「和のアンティーク家具が主役の、広くて雰囲気のいいリビングになりました。」

波の音が聞こえるほど、海の近くに立つマンションにお住まいのU様。お宅には、友人がよく遊びに来るため、リビング横の和室をなくして、ゆとりのある広いワンルームに間取り変更。また、内装もリフォーム。大好きなアンティーク家具が主役の素敵な空間に生まれ変わりました。

施主様:U様

物件タイプ/分譲マンション 築年数/17年 延床面積/77.43㎡ リフォーム費用/400万円 リフォーム内容/間取り変更、内装リフォーム 設計・施工/三菱地所ホーム

━━入居後10年が経ってから、大掛かりなリフォームをされました。何かきっかけがあったのでしょうか?

U様 このマンションは中古で購入したのですが、前のオーナーさんがとてもきれいに使っておられたこともあり、とくに手を入れずに住んでいました。ただ、ご年配の方だったこともあり、私の好みとは少し違うところもありました。ということもあって、いつかは好みの内装にしたいと考えていました。入居後7年目くらいに、まずキッチンをリフォームしました。その後、マンションの管理会社が三菱地所コミュニティさんに変わり、リフォームキャンペーンを利用して、トイレを新しくしました。小さな場所を少しずつリフォームしているうち、いろいろな場所を直したくなりました。それに「三菱地所のリフォーム」のご担当者がとても話がしやすい方だったことと、細かなところまで相談に乗っていただけたのがよかったので、リビングのリフォームも三菱地所さんにお願いすることにしました。

━━どのようなリフォームをご希望されましたか?

U様 リフォーム前の室内は、シャンデリアがあったり、ドアノブがゴールドだったりと、白と金が基調のインテリアで、手持ちの和の家具に合わないことが悩みでした。ですので、まずは私が持っているアンティークの和家具に似合う部屋にしたいということをお伝えしました。同時に、使いづらかったリビング横の和室をなくして、広いワンルームに変えたいという間取りの変更を希望しました。和室は、友人や親類を泊めるときには便利だったのですが、それほど頻度は高くありません。それよりは遊びに来てくれたときに、ゆったりと過ごしてもらえるよう、リビングを広くしたいと思うようになりました。

━━水屋箪笥や薬問屋のガラスケースが似合うとても素敵なリビングになりました。

U様 和のアンティーク家具は、私が好きで購入しているものです。ネットで調べて、遠方まで現物を見に行くこともあります。リビングにある箪笥とガラスケースは、明治・大正期のものです。それらとの調和を考え、三菱地所さんがご提案くださったのが、ベンガラ色の壁紙でした。紺色と迷ったのですが、この和っぽいのオレンジ色が古い家具を引き立て、空間としてまとまりのあるリビングになったと思います。最初は、壁紙といえば白というイメージしかありませんでしたので、アクセントクロスの提案に最初は驚きました。自分の中にないアイデアでした。

━━広くなったリビングの、天井の照明の位置が絶妙ですね。

U様 担当の渡邉知美さんが、箪笥やソファの大きさを模した型紙を作ってくださり、それを実際に配置しながら、どの位置にダウンライトを入れたらよいか一緒に検討していただきました。そこまでしていただけるとは思っていなかったのでとても感激しました。ダイニングテーブルの上のペンダントライトは、テーブルの向きに合わせて縦にも横にもできるよう、シーリングライトのバーの向きを変えられるタイプのものにしました。コードの長さの相談にも乗っていただきました。

━━廊下とリビングの間に、新たに室内窓を設けました。

U様 今まで直角に曲がらなければならなかった廊下を斜めにしていただいたことで、歩きやすくなりました。夫の希望で、新たに廊下の採光と風通しを確保するために室内窓を設けました。猫を2匹飼っているのですが、2匹ともこの窓を気に入ったようで、そこから室内を行き来しています。

━━床は経年変化を楽しめるブラックウォールナットの複合フローリングにしています。

U様 自然な色ムラで、気に入っています。細い幅、濃い色のものを張るほうが古い家具に合うのかもしれませんが、あえて幅広のものを選びました。「いかにも」というのではない、キマリすぎない空間が好きなので、この選択は正解だったと思います。

━━寝室にウオークインクローゼットを大きくしました。

U様 寝室についていたウオークインクローゼットは、寝室を少し狭くして拡げただけでなく、和室の押し入れだった空間も使いました。ですから、かなり大きく広くなりました。あえて、出入口の扉をつけずにオープンにして、使いやすさを優先しています。猫のうちの1匹は、ここのどこかに隠れています(笑)。

━━今回のリフォームを終えて、感想はいかがでしょうか。

U様 アクセントクロスの提案などの自分では思いつかないアイデアをいただき、とても満足しています。念願だった自分好みのインテリアにすることができました。今回のリフォームでは室内扉は変えませんでしたので、次は扉も自分好みのものにするリフォームにチャレンジしたいと思っています。また、リフォーム中の仮住まいの手配をはじめとして、プロならではの細やかな配慮や段取りにも満足しています。トイレを新しくしたときに、三菱地所さんだったら安心だとわかり、その延長で今回もお願いしたのですが、やはりその好印象は、変わりませんでした。

◎営業担当からのご提案
三菱地所ホーム リフォーム第二事業部 営業第一グループ 渡邉知美

U様のご自宅へ始めてお邪魔したときに印象的だったが、たいへん素敵な和のアンティーク家具でした。しっとりとした艶のある深い朱色の和箪笥は、本物だけが持つ存在感を放っていました。
三菱地所のリフォームの設計担当に相談したところ、「壁紙に藍色や紅色といった和の濃い色を使い、アクセントにしてはどうか。そうすれば、室内と家具がお互いを引き立て合い、美しい空間構成になるのではないか」という案が挙がりました。たしかに、どこかにアクセントとなる色を使うことで、魅力的な空間にガラリと変わることがあります。U様は、白以外のクロスの提案に驚かれたご様子でしたが、ショールームでサンプルを見て、ご納得いただいたうえで、採用することになりました。
照明は、天井のどの位置にダウンライトをつけるかを、U様にご同席いただき、検討しました。実際に家具の大きさを模した紙をリフォーム中の部屋に準備し、家具を配置する場所に合わせたライトの位置決めをさせていただきました。天井に梁があったこと、そしてソファに座りながらU様のご趣味の編み物をされる際、手暗がりにならないように気をつけました。
直角にカーブしていた廊下は、歩きにくさを感じていらっしゃったので斜めにし、壁面には新たに室内窓を設けました。この室内窓の部材は、吹き抜けなどの高い位置に使うことが多いものです。非常にしっかりしたものでありながら、既製品を使うことができたので、部材のコストをうまく抑えることができました。
床は、ブラックウォールナットの複合フローリングを採用いただきました。自然な木目が美しい、現代的な床のイメージになりました。アンティークの家具にあえて幅広の複合フローリングを合わせる。U様のようなセンスのよいお客様との出会うたび、私も一層の努力が必要だと、思いを新たにします。トイレのリフォームという小規模なリフォームからのお付き合いとなりましたが、今回の大掛かりなリフォームまで手掛けさせていただき、感謝しております。



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