理想の住まいの選び方

【独自調査】分譲マンション、住んでみて気づいた後悔エピソード

マンションの住み心地は、実際に住んでみなければ、わからないことも多々あります。そこで今回、レジクラ編集部は、分譲マンションを購入していま住んでいる人に独自アンケートを実施し、「後悔していること」を調査しました。

【調査概要】分譲マンションを購入して居住している30代~60代の男女3,000人を対象に、レジクラ編集部がインターネット調査アンケートを実施(複数回答/居住エリアの限定なし)。アンケート協力/アイブリッジ(2022年8月に実施)※複数回答

エピソード1 部屋の広さ・間取り(47.1%)

「購入した部屋は、図面で間取りや広さを確認しただけだった(モデルルームになっていなかった)ので、実際、住んでみるとリビングが思ったより手狭で、平米数より狭く感じました。デッドスペースが多いことも、図面を見ただけでは分かりませんでした」(56歳・女性)

「建設前に購入したため、ベランダからの眺望のイメージがつかず、電線とベランダの位置が同じ高さになってしまった」(49歳・女性)

「柱が邪魔で、大型の家具が置けなかったりします」(45歳・女性)

「広いと思っても、子どもが増え、成長したら狭く感じます」(37歳・男性)

「延長コードだらけにならないように、コンセントの位置はしっかり確認したほうがいいかも」(44歳・女性)

エピソード2 管理・居住者(24.7%)

「子どもがいる世帯が大半なので、子どもによるバタバタした生活音、楽器の音にストレスを感じることも」(49歳・女性)

「今さら宅急便の受け取りロッカーや、大きな画像付きインターホンを新しくつけることになりました。自分はまったく必要ありませんが、全体で買うことになったので有無を言わせず、支払いと工事があります」(53歳・女性)

「長く住むなら、建物だけでなく、管理組合についても調べること。あと、子どもたちが免許を取った時に、2台目の駐車場対策を」(65歳・男性)

「ペット可だとしても細かい規約までちゃんと読むこと。自治会があるのかなども、ちゃんと調べたほうがいい」(50歳・女性)

エピソード3 金銭的な負担(20.2%)

「購入する時は、月々の住宅ローンが支払いできるかどうか、ばかり気にしていました。しかし、いざ購入すると、住宅ローンだけでなく固定資産税や駐車場料金など、実にさまざまな費用がかかることを改めて知りました」(56歳・女性)

「オール電化を希望して購入を決めましたが、電気代の高騰や、設備の買い換えなど、維持費がかかります」(48歳・女性)

「総戸数の割には設備や管理が過剰で、管理費や修繕積立金が高い」(59歳・男性)

エピソード4 立地・アクセス(18.9%)

「幹線道路から離れているので静かだろうと思って購入しましたが、最上階で見晴らしがよい代わりに遮るものがないため、騒音もよく伝わってきます」(56歳・女性)

「近くに鉄道が通ると言われて購入したのに、1年後にその計画が頓挫したため、非常に交通の便が悪い場所に。外的要因の計画を見据えて買う場合は、その計画の実現可能性をよく見極めて買うことをおすすめします」(46歳・男性)

「若いうちはよいけど、足腰にガタが来たときのことは考えておいた方がいいですよ」(65歳・男性)

エピソード5 周辺環境(16.1%)

「川が近く、すぐクモの巣が張られたり、虫が飛んでくるので、夏など掃除がたいへん」(64歳・女性)

「子どもがいる人は、特に周辺の治安や、通わせることになるだろう公立の小中高の様子などもきちんと調べた方がいいです」(35歳・女性)

エピソード6 共用部分(15.7%)

「駐車場が始めから決められたところで、自宅の棟から遠い場所にあります。雨の日や荷物が多い時が大変です」(38歳・女性)

「プラスアルファの施設、例えば、マンション内売店、マンション内保育園とか池、滝、オブジェなどが本当に必要なのか。また、維持するコストが織り込めるのかを慎重に検討したほうがいいと思います」(58歳・男性)



いかがでしたでしょうか。マンション居住者ならではの、リアルなエピソードをたくさんお寄せいただきました。皆様のマンション購入の際には、今回のアンケート結果を頭の片隅に置いていただき、ぜひ、お役立ていただければ幸いです。