理想の住まいの選び方

注目度UP!の一戸建て。「注文住宅」と「建売住宅」選ぶならどちら?

近年、会社のオフィスに出向くことなく働くスタイルは着実に増えています。テレワーク、リモートワーク、在宅勤務、モバイルワークやサテライトオフィスなど言葉の表現はさまざまですが、そこで、変化が生まれているのは住まい選びの考え方です。自宅での仕事時間が増えると、職場への移動時間や毎日の通勤ラッシュの負担から解放されます。そこで、立地や間取り、広さなど、これまでとは異なるこだわりを持って住まいのあり方を検討するようになるのではないでしょうか。
今回は、いま、注目度上昇中の一戸建て住宅についてのお話です。一戸建てといっても「注文住宅」と「建売住宅」に分けられますが、選ぶならどちらでしょうか?この記事では、その違いを知ることで、納得できる住まい選びのきっかけづくりに役立てていただきたいと思います。

オフィスへの距離よりも、住まいに広さを!の一戸建て派。

はじめに、リクルート住まいカンパニーが実施した「コロナ禍を受けた『住宅購入・建築検討者』調査(首都圏)」の結果を見てみましょう。

2020年6月実施の同調査によると、一戸建てと集合住宅(マンション)の意向度を前年と比較した際、一戸建て派は63%と7ポイント増加し戸建て志向が強まっていることがわかります。年代別では30代の一戸建て派は22ポイント増加、40代以上との差は20ポイント以上とリモートワークに対し順応性も高く、これから子育てをという若い世代の関心の高さを垣間見ることができます。また、広さと駅距離の重視度を前年比でみると、広さ派が52%と10ポイント増加しているのに対し、駅距離派が30%と10ポイント減少。さらに、通勤時間も公共交通機関利用で60分以内あるいは60分超を許容とする人の割合が34%と10ポイント増加しています。

これらの結果は、多少職場と自宅が離れてもゆったり暮らせる一戸建てや郊外に注目度が高まっているといえるのではないでしょうか。

同じ一戸建て、「注文住宅」と「建売住宅」はどう違う?

完成後は同じ一戸建てであっても、「注文住宅」は土地を購入し自分で家を建てますが、「建売住宅」は土地付きで建物を購入するという違いがあります。「建売住宅」は、建物が未完成であったとしても、既に建築確認申請も済んだ状態で価格も決まっていることから、設計上の変更などを行うことは基本的にできません。対する「注文住宅」は、土地探しから始められて設計上の自由度が高いことが特長でしょう。

しかし「注文住宅」というと、費用が高く、時間がかかって大変そう。一方、「建売住宅」は、価格にお手頃感があるけれども、品質的に納得のいくものかどうかが心配など、どちらにも漠然とした先行イメージがあるようです。

注文・建売住宅をイメージで判断するのではなく、もう少し違いを比べてみます。比較表では、費用面、間取りの自由度や品質、入居までの期間などにそれぞれ差異があります。しかし、その違いだけで、一概にどちらが良いといえるものではないのです。また、将来的に見るべきランニングコスト、メンテナンスの費用やメンテナンスなどは施工会社や不動産会社によって取り組みが違うなど、購入までの情報だけで簡単に答えを出すことは難しいといえるでしょう。

後悔しない住まいを得るためには、「注文住宅」と「建売住宅」を条件だけで判断せず、どちらがより自分たちにマッチするかで考えてみてはいかがでしょうか。では、注文・建売住宅それぞれに向いているのはどんな人なのかを整理してみましょう。

自分に合う、ライフスタイルに合うのは、どちらの住宅タイプ?

『注文住宅』
一番の特性は、間取り、外観・内装デザイン、設備・建材、さらにはコンセントや照明の位置や数なども自由ということです。また、将来のライフスタイル変化も想定して間取りを計画しておくことも可能です。

人任せではなく、こだわりを持って家の細部まで自分で決めたい。2世帯や大家族、あるいは2人でというように一般的な「建売住宅」の間取りではフィットしない。フルフラットやオープンな空間、広いお風呂や趣味、ペットと暮らすなど楽しみながら家づくりをしたい。というように、時間をかけても、建築士などと直接話しながら住まいへの要望を叶えていきたいという方に向いているでしょう。



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『建売住宅』
こちらは、竣工した実物を見て(※)、確かめて購入を決めることができ、すぐ新生活が始められることが魅力でしょう。

これらの条件は、子どもの学校や仕事の関係で、入居する時期をはっきりしておきたい。忙しくできるだけ土地探しや打ち合わせなど手間をかけずにマイホームが欲しい。プロに任すべきところは任せた方が安心できる。家にこだわりは持ちたいものの、完成後に思っていた仕上がりと違ったらという不安がある。決めた予算に合わせて住まいを購入したい。こうした方にとっては、信頼できる施工会社や不動産会社選びを重視しながら「建売住宅」を探すことが向いているでしょう。

  • 完成前の場合もあります。状況によっては内見が可能

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一戸建ての住まいを検討する方にとって「注文住宅」か「建売住宅」かは、最後まで迷うポイントになるかもしれません。その際は、企画型の住宅というのも選択肢のひとつです。フレーム化された複数の間取りやデザインパターン、プロが厳選した設備・仕様などを組み合わせ、理想の空間設計を叶えながらも、建築にかかる初期費用を抑える企画設計住宅は注文・建売の中間のような存在ともいえてオススメです。

「海の見える家に住みたい」「広いリビングが欲しい」など叶えたい暮らし方や、一戸建てかマンションかというように住まいに関する迷いやお悩みがあれば、まずは三菱地所のレジデンスクラブにご相談いただくこともオススメします。「住まいの総合窓口」では、三菱地所グループ各社の総合力で幅広いニーズにお応えができ、中立的な立場でコンシェルジュが自分に向いている住まいや相応しい条件などについてもアドバイスすることができます。気軽なオンラインでのご相談も受け付けていますので、皆様の住まい探しのお役に立てていただきたいと思います。

  • 本記事の内容は2020年9月掲載時の情報となります。情報が更新される場合もありますので、あらかじめご了承ください。

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