
住まいのインテリアコーディネートとは、あなただけのためのもの。
新しい住まいでの暮らし。新築マンションを購入したときには、その完成・引渡しまでが待ち遠しいものです。新居への引っ越しと合わせ家具を一新したり、追加で購入したりすることをお考えの方も多いことかと思います。
では、その時に「プロのインテリアコーディネーターに相談してみよう」と考えている方…、まだまだ少ないのではないでしょうか。
今回の記事は、自分たちの住まいのコーディネートをプロに頼むということがなぜいいのか、また、三菱地所レジデンスのザ・パークハウスシリーズで、オプションとして依頼することも可能なインテリアのコーディネートサービスについてなどの内容でお伝えしていきます。
三菱地所グループのインテリアデザイン会社、メック・デザイン・インターナショナル(以下、MDI)で住空間のインテリアを担当する佐藤さんから話していただきました。
新築マンションのドレスアップオプション。考える基本は、生活必需品、機能性、趣向品の3つ

新築マンションを購入した際、オプションが用意されていることがあります(※)。多くの方は、フローリングや内装材の色のチョイス、間取りのパターン変更や水廻りの設備関係をイメージされているのではないでしょうか。改めて、ドレスアップオプションとはどんなものなのかということから佐藤さんに伺いました。
「オプションは、3つに分けて考えることができます。1つ目は、生活必需品。例えば、エアコンやカーテン、冷蔵庫などもそうですが、生活の場である住まいに必要とされるものです。2つ目は、機能性。掃除や手入れをしやすくするためのフローリングのコーティングやガラスフィルムなどが挙げられるでしょう。3つ目が、趣向品。例えば、壁のクロスを一面だけ色を変えてアクセントクロスに、調湿タイルや鏡を壁にといった住空間を好みに合わせてセンスアップすることといえるでしょうか。」
インテリアコーディネーターのアドバイスを受けることとは、ラクして新居の暮らしの質を上げること

インテリアコーディネーターというと、内装の壁紙や家具、照明などを、オーナーの方の要望を受けて、より最適な住空間にするためのアドバイザーというイメージですが。
「モデルルームのように、家具や内装、照明などをトータルでコーディネートすることは3つ目の趣向品と考えられがちです。特に、1つ目の生活に必要なものは、ご自身で商品を探して購入の手配をするものと思われているケースは多いことでしょう。しかし、MDIでは、物件によって対応できる範囲に違いはありますが、先に挙げた3つのオプションのいずれにも対応しています。」

では、インテリアコーディネーターの方にご相談するオプションとはどのように考えればいいでしょうか。
「その住まいで暮らすことになるご家族にとって、必要なものとは何かを、もう少し広義に解釈していただくとよいのではないでしょうか。住空間のインテリアには、曖昧なグレーゾーンがあると思います。何となくイメージしている新居の姿や理想、お住まいの悩みや叶えたいことを会話し、感覚的な部分を形にすることがインテリアコーディネーターの存在意義ではないかと。つまり、任せる範囲を広くして、少しラクをして暮らしの質を上げるための選択肢と考えてみてはいかがでしょうか。」
求められている以上の快適な暮らし方をご提案するのが、インテリアコーディネーター

少し具体的な例として、インテリアコーディネーターの仕事についてお教えください。
「例えば、『新居のリビングにはご家族が寛げるソファセットを新調したい』というオーダーを受けた場合、どのように寛ぎの時間を過ごされているのか伺うことが大切になります。テレビや映画を見て過ごす空間と、会話が弾む空間とでは目的が異なりますから、求められるリビングの在り方も違うものとなるでしょう。また、『友人を招いてホームパーティがしたい』からと、大きなダイニングテーブルを置いてしまっては、日常生活の空間が狭くなり、犠牲となってしまいます。必要なときだけ大きく広げられるエクステンションタイプのテーブルをご提案することで、より満足度が高い生活を送っていただけるかもしれません。
対人ならではのコミュニケーションで、こうした生活のシーンやお望みの暮らし方を伺って、求められている以上により快適な空間にするためのご提案をさせていただくのが仕事だと考えています。」

「お引渡しの前に、ご依頼いただいたオプションを納品(※)させていただくこともメリットのひとつです。例えば、カーテンがご入居時点ですでにかかっている状態、あるいは、家具などはお打ち合わせした場所に設置されている状態。これは、三菱地所グループが連携し、一体となって提供できるMDIならではのサービスです。引っ越しで慌ただしい新生活のスタートの負担が軽くなります。
お客さまからは、三菱地所グループであることの安心感とともに、高い期待値をもってコーディネートのご依頼をいただきます。カッコよさや憧れを形にするコーディネートの考えではなく、長い先を見据えて、機能面や質の面でも使いやすさ、暮らしやすさ、快適さにつながるようにとご提案しています。」
よりよい暮らしをつくること。あなたのためだけの住空間デザインをすること
「住まいという空間に、何をどこに置くのか、どのような形で暮らせるかというインテリアコーディネーターの仕事は、「ものづくり」だと考えられます。お客さまがそこでの暮らし方がイメージできる、その空間に共感できること。感性とか、理屈では言えないシズル感のようなところでご満足いただけることが大切だと思います。」
インテリアコーディネーターへのオーダーとは、1対1のあなただけの住まいのためのデザインが作れるということ。新築マンションのオプションを考える際には、生活必需品や機能性の商材も大切です。それらも含めて、トータルでお客さまそれぞれに合った住まいをつくりあげるドレスアップオプションで、インテリアコーディネーターを活用してみてはいかがでしょうか。
また、新築マンションのオプション以外でも、インテリアに関する相談に応じています。MDIにご興味を持たれた方は、以下のホームページも、ぜひご覧ください。
- 本記事の内容は2019年4月掲載時の情報となります。情報が更新される場合もありますので、あらかじめご了承ください。