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家族の想いがかなった家

ラウンドウォールに包まれる威風堂々とした外観。
ヨーロッパのお城を想わせるロートアイアンのすてきなエントランスが迎えてくれました。

東京都練馬区 U様邸

竣工/2014年12月 敷地面積/255m2 延床面積/279m2 規模/地上3階建て

白いラウンドウォールが印象的な外観。

威風堂々。そんな言葉が似合う知的で品格のある3階建てのU様邸。カーブを描く白い外壁とロートアイアンの門扉や門灯が華やかな印象です。期待感をいっそう膨らませ、アプローチの石畳に招かれるように玄関ポーチに向かうと、ご主人様と奥様が笑顔で迎えてくれました。

玄関のドアを開けるとそこには、ウォークスルーのシュークロークを設えた、広々として趣のある玄関ホールが。タタキには外のアプローチと同じ天然石、フロアとアールの壁には白い大理石が貼られ、外と中にゆるやかな一体感が生まれています。
玄関正面には、さわやかな自然光が差し込むパティオが。「このソファでゆっくり本を読むのが妻の楽しみなんです」と微笑むご主人様にエスコートされ、2階のダイニングルームへと招かれました。

タタキもアプローチと同じ天然石に。美術館巡りが好きというご夫妻らしく、絵画が飾られています。
パティオを眺めながらの読書は格別。撮影の日はヤマボウシの花が咲いていました。

隣地購入のタイミングが後押しに。

「15年前、子供たちがだんだん大きくなってきて当時住んでいた賃貸マンションが手狭になったことから、3階建ての中古住宅が建つこの土地を購入しました。一帯は緑の多い静かな住宅街で、都心にも郊外にも交通の便が良いですし私の実家も近い。とても気に入ってる場所です」とご主人様。
今回建替えを決めたのは、隣接する2つの土地を購入できたことがきっかけでした。「もともとの土地は凸型で、両袖に家が建っていました。2年ほど前、片方の家が売りに出されたのを購入して建替えを検討し始めた頃に、タイミング良くもうひとつの方も売りに出て、ここを購入したことで、本格的に設計プランをスタートさせることになりました」と振り返ります。

デザイン、全館空調、そして人。

ハウスメーカーを選ぶにあたっては、三菱地所ホームのデザイン性、エアロテックによる全館空調のパフォーマンスの高さ、そしてなによりも担当者の人柄の良さが大きかったそうです。
「納得いくまで、じっくり考えたいというのが夫婦の希望でした。三菱地所ホームの担当者の方はゆったりとした接し方でせかすことなく、契約前から私たちのペースに合わせて何度も相談にのっていただき、とても好感をもちました。プランや見積もりをきめ細かく説明してくれたことも信頼につながったと思います。契約後は、設計やインテリアの担当の方と打合せをするたびにわいわい楽しくて、これで打合せも最後かと思ったらちょっと寂しく思ったくらいです」とご主人様。

家族の要望を4枚のA4用紙に。

家づくりのイメージは「家族が楽しく過ごせる家」「プライバシーが守られた家」でした。そんな家族の思いをハウスメーカーに伝えるため、ご主人様はA4用紙4枚に要望や質問項目をまとめました。「“カーブを取り入れた家にしたい” “明るい家”などわが家の希望をあげてみたんです。その想いを的確に提案して見せてくれたのが三菱地所ホームでした」と微笑みます。
その最大の目玉が、前述のラウンドウォール。「曲線を採り入れた白い外壁。他のメーカーにないアイデアで、出来上がりを想像するだけで魅力的でした。しかもプライバシー効果も高いんです」。3階まで届くラウンドウォールのおかげで、2階のダイニングキッチンやリビング、ベランダは周囲の視線を遮りながらも陽射しあふれる明るい空間になりました。

2階キッチンからのゴミ出しのため螺旋階段を設置。白い外観にもよく似合います

2階ダイニングキッチンは家族が集まる場所。

U様邸は、2階にLDK、1階と3階に家族の各居室を配した設計。以前の住まいもLDKは2階にあり、家族の団らんはダイニングキッチンが多かったそうです。そんな生活スタイルを新しい住まいにも引き継ぎました。
「ダイニングは我が家のコミュニケーション空間ですので、家族全員が集まって楽しく話せる、そんな過ごしやすいプランが家族全員の要望でした」とご主人様。その要望は、大きなテラスに面した約20畳のダイニングキッチンで実現しました。

家族が集まる2階の約20畳のダイニングキッチン。広いベランダの向こうにある背の高いラウンドウォールで仕切られ、家族だけのプライベート空間を演出しています。

造作の壁面収納には飾り棚を組み込み、家族の思い出を刻むイヤープレートや海外旅行の記念のアイテムがディスプレイされています。
インテリアは専門の雑誌などでよく研究された奥様がご担当。すっきりとしたインテリア空間を楽しみたいという奥様のご要望を叶えるよう、ダイニングキッチンの照明はダウンライトや間接照明を採用し清潔感漂うシンプルモダンの雰囲気に。テーブルの上のルイスポールセンがアクセントになっています。オープンキッチンはワークトップとの継ぎ目なく一体化し、白色がひときわ引き立つシンクを選びました。
さらに家事効率を考慮して、キッチンからパントリー、洗面、ランドリーコーナー、浴室へと回遊できる動線にしました。
フロアは無垢のアジアンブラックを使用したフローリングに。「これは私がこだわりました」とご主人様。駒沢ホームギャラリーにあったもので、深みのある落ち着いた質感とヘリンボーンの洒落た仕上げが一目で気に入りました。ベランダのハンモックは、ぜひとも取り入れたかったリクエストのひとつ。「仕事で夜遅く帰っても、ハンモックに揺られながら星空を眺めると癒されます」とご主人様に笑顔が浮かびます。

家族のコミュニケーションの場として考えられたダイニングキッチン。家事導線もスムーズです。
奥様とお子様が練習するピアノ室。防音壁のため無機質になりがちですが、赤いカーテンとクッションでコーディネート。

上質なホテルのような主寝室。

ホテルのような落ち着いた主寝室。ウォークインクロゼット、シャワールーム、ドレッサーを備えた夫婦二人のお気に入りの場所。

1階はご夫婦がメインのフロア。以前は、2階のLDKをはさんで3階に夫婦、1階にお子様二人の部屋が配置された間取りでしたが、今回は将来のバリアフリーを考え、お子様二人の部屋を3階に移動し、1階に夫婦の主寝室を設けています。「寝室は一番のお気に入りです。ホテルのようなデザインにしたいという妻の希望どおりです」と満足なご様子のご主人様。シックなデザインで居心地のよさを醸し出すゆとりある約10畳のベッドルーム。そこからウォークインクロゼット、シャワールーム、ドレッサーへとつづく、まるでホテルのスウィートルームを思わせる贅沢な空間をつくりだしています。

1階と2階の階段の踊り場には、4畳ほどのライブラリー。家族の本が天井までずらりと並べられています。

階段途中のスペースに設けられたライブラリー。ロートアイアンの階段手摺は以前の家でも使用していたお気に入り。

異なる趣でくつろげる、リビングと和室。

明るい吹き抜けの空間のリビングには、ゆったり横になれるカッシーナのソファが。

2階から3階へ高く吹き抜けたリビングに窓からやわらかな光が降り注ぎます。お気に入りのカッシーナのソファに座って、夫婦でテレビやDVDを楽しめるくつろぎの場となっています。

一方、リビングの隣にある和室はひと味違った趣に。アーチ状の引き戸を開けると階段が2段。上がると琉球畳に掘りごたつ、天井のアジロクロス、黄金に輝く壁紙やさりげなく置かれた涅槃仏も目を引きます。「外国人からみた和」をイメージし、和とアジアのテイストにモダンな雰囲気がプラスされています。

階段を上がり、中に入るとモダンテイストあふれる空間が。
リビングの隣には小上がりの和室。

好きなクロスを選び、個性あふれる子供部屋に。

3階は、現在高校生と大学生になるお子様の部屋。それぞれ好きな壁紙を選びました。2部屋の間にウォークインクロゼットをはさむことで、遮音効果を高め、姉弟のプライバシーを大切にする空間づくりをされています。

ご長男の部屋は宇宙をイメージして壁や天井のクロスをブルー系に。天井は暗くなると幻想的に光る畜光クロス。
ご長女の部屋にはバード柄のクロスを。ビビットな色を同系色でコーディネートしエレガントに。

エアロテックは予想以上の快適さ。

以前は「夏は非常に暑く冬はとことん冷える」という大きな悩みがあり、全館空調住宅で実績の高い三菱地所ホームを選びました。「他のハウスメーカーでは全館空調の室内機が2台必要なところを、エアロテックなら1台で済みました。さらに太陽光発電とHEMSもいっしょに採用したので、思ったより月の電気代は掛かっていません。それに部屋ごとに温度をコントロールできるのもエアロテックだけでした」とご主人様。以前の住まいでは夏と冬はエアコンを強く効かせるので音がうるさかったり、場所によって温度にムラがあったりしたそうです。「実際住んでみて予想以上に静かで快適。家から出たくなくなるくらいです」と奥様も満足のご様子です。
ご家族の想いとこだわりが随所に散りばめられた理想のわが家。最後にご主人が想いを語ってくれました。「ほんとうに三菱さんに頼んで正解でした。妻にとっては、家から出たくなくなる家ですが、私は立場が逆なので、早く帰りたくなる家ですね」。
1年に1度、家族そろっての旅行が楽しみというU様ご一家。これからは新しい住まいとともに、すばらしい思い出をつむいでいくことでしょう。

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