ガーデニング

「リビングの延長」としてデザイン!
ベランダガーデニングのはじめ方

洗濯物を干すためだけにベランダを利用していませんか。ベランダも生活空間の一部です。ベランダを「リビングの延長」と捉えると、日常の景色が広がります。今回は、お客様のライフスタイルにあわせて、植物のある暮らしをサポートしているプロトリーフが、ベランダガーデニングのはじめ方についてお伝えします。

STEP1:ベランダの環境を確認する

まずは、日当たりや風の強さ、室外機や水道・排水溝の位置など、ご自宅のベランダ環境を改めて確認してください。特に、「日当たり」は、どのような空間にしていくのかを検討するうえで重要な要素です。日当たりが良い場合には、照り返しが強くなり過ぎてしまわないよう、タイル材には「白」以外がおすすめです。逆に、日当たりがあまり良くない場合には、床材やフェンスには明るい色彩を用いた方が、ベランダ空間が華やぎます。

STEP2:ベランダの背景を決める

次に、ベランダの背景となる床の素材やフェンスを決めましょう。スッキリとモダンな印象がお好みの方にはタイル材がよいでしょう。天然木のウッドデッキは、夏の日差しでも熱くならず、お子様やペットと一緒にお住まいの方におすすめです。ここで気をつけたいのは、あまり違う素材を使用しないこと。たとえば、プラスチックの鉢とテラコッタ(素焼き)の鉢を同じ空間で使用すると、プラスチックの鉢がとてもチープに見えてしまいますよね。床の素材やフェンスも、同じような素材でまとめることで統一感が出せます。

STEP3:環境に合わせて樹木や草花を選ぶ

ベランダの環境を確認し、背景を決めたら、ここでやっとガーデニングの主役「植物」選定のステップです。樹木や草花は環境に合わせて選ぶことが、上手に育てていくポイント。一般に、ベランダは日当たりが良く、乾燥しやすい傾向のため、オリーブやOG(オーストラリア)プランツ、多肉植物などが初心者向けとなります。地中海原産やオーストラリア原産の植物は、強い光の中で進化した植物なので育てやすいためです。日当たりがあまり良くない方には、四季を感じられる植物として日陰植物のモミジやアジサイをおすすめしています。他にも、耐寒性の強い観葉植物のシェフレラやストレリチアなどが近年人気です。
植物を選んだら、それらに合わせて鉢やコンテナを選びましょう。テラコッタなどの定番品や軽量なファイバークレイ(鉢カバー)が人気です。「底面灌水付き」という便利な機能がついた鉢もあります。
最後に、お好みに合わせて、ガーデンファニチャーや室外機カバー、雑貨などを飾れば、今まで無機質だったスペースが素敵な空間に生まれ変わります!『リビングの延長』として完成したベランダで、ゆっくりとコーヒーを味わったり、ふと見た窓の緑陰に癒されたりしてみてはいかがでしょうか。

※マンションの管理規約を遵守してください。

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著者:羽中田 亮太

海外での農業生活を経て、玉川学園 農学部を卒業し、プロトリーフ niwa-kuraに入社。主にガーデニング企画・設計、マネジメントを担当している。大切にしている言葉は「Walk with harmony 調和と共に歩め」