公共機関手続き

ガス・電気・水道の手続きを忘れずに!

引っ越し日が決まったら、早めにガス・電気・水道の3つのライフラインについて変更手続きを行いましょう。

注意が必要なのは、利用開始にあたって本人と作業員両方の立ち会いが必要となるガスの手続きです。希望通りの日程で作業の予約がとれるよう、早めの行動が必要です。春の引っ越しシーズンなど、混み合いやすい時期は特に気をつけたいですね。

今回はガス・電気・水道の変更手続きと退去・入居時の対応についてお伝えします。

引っ越し日と時間が決まったらすぐにガスの手続きを

ガスの開栓には、必ず本人と作業員の立ち会いが必要です。また、ガスメーターが室内にある場合には閉栓時にも立ち会いが必要な場合があります。3つのライフラインの中で、開栓作業に立ち会いが必要なのはガスのみなので、引っ越し日と時間が決まったら、すぐに作業の予約を済ませましょう。

意外とうっかりしてしまいがちですが、ガスが出ないとお湯が使えません。引っ越し時は掃除する機会が多いので、お湯が使えないのは意外と不便なものです。また、開栓時にはガス漏れ確認と点火確認も行いますので、ガス機器類は開栓作業までに用意できると安心です。

荷物搬入時はガス機器類を優先的に運び込んでもらい、開栓作業は搬入が始まったらなるべく早いタイミングで行えるように予約するなど、しっかりタイミングを検討してスケジュールを組んでおきましょう。

≪ガスの手続き時期≫
引っ越しのスケジュールが決まったらすぐに

≪手続きの手順≫
開栓・閉栓それぞれの作業予約を、引っ越し前・引っ越し後の管轄ガス会社へ行う。

  • 電話やインターネットで予約可能。
  • お客様番号がわかる領収証や検針票があると、手続きがスムーズ。

電気の手続きと、退居・入居時の対応

現在契約している電力会社への利用停止手続きと、新居での利用申し込みを行います。ガスと違い、作業への立ち会いは必要ありません。通常は余裕をもって、引っ越しの1~2週間前を目安に手続きを済ませておけば安心です。

退去する時はブレーカーを下げておきましょう。配管内の水が凍結するおそれがある地域では、給湯機の電源を切ったり、配管に敷設されている凍結防止設備を停止すると、凍結により給湯機や配管が破損するおそれがあります。事前に確認しておきましょう。

なお、新居についは、電力小売全面自由化に伴い、引っ越し後に利用する電力会社を選び、引き渡し日から使用を開始できるよう事前に手続きを完了しておく必要があります。手続きが済んでいない場合、ブレーカーを上げても電気の使用ができないので、注意しましょう。

≪電気の手続き時期≫
引っ越し日の1~2週間前までを目安に

≪手続きの手順≫
使用の停止・開始の申し込みを、引っ越し前・引っ越し後の電力会社へ行う。

  • 電話やインターネット、FAXで予約可能。
  • お客様番号がわかる領収証や検針票があると、手続きがスムーズ。

水道の手続きと、退居・入居時の対応

水道も、現在契約している水道局への利用停止手続きと、新居での利用申し込みを行います。こちらも作業への立ち会いは必要ありませんので、引っ越しの1間前を目安に手続きを済ませておきましょう。

特に退去時に行うことはありません。新居では、蛇口をひねれば水を使用できます。

≪水道の手続き時期≫
引っ越し日の1週間前までを目安に

≪手続きの手順≫
使用の停止・開始の申し込みを、引っ越し前・引っ越し後の水道局へ行う。

  • 電話やインターネット、FAXで予約可能。
  • お客様番号がわかる領収証や検針票があると、手続きがスムーズ。

利用停止手続きを行うと、引っ越し日までの使用分を日割りで計算し、請求金額を確定してもらえます。特に電気や水道は作業立ち会いが必要ないため、つい手続きを忘れてしまいがちです。退去後の使用料が余分に請求されるなど後々のトラブルにつながりかねませんので、利用停止・開始手続き共にしっかり行っておきましょう。