カーテン選び

失敗しない!
上手なカーテン選び3つのポイント

新居に引っ越しした際に、まず用意したくなるのがカーテンです。色によっては、お部屋の雰囲気をぐっとおしゃれな空間にしてくれます。お客様をたくさん招待したくなるような素敵なお部屋にするための上手なカーテン選びの3つのポイントをご紹介します。

~上手なカーテン選び3つのポイント~

  1. 色・デザイン
    ---色・デザインによってお部屋の雰囲気はがらりと変わるものです。
    家具や床の色、家族がリラックスできる色かどうかなどを考え、お部屋ごとに最適なカーテンを選びましょう。

  2. サイズ
    ---ついつい色・デザインに興味が向かってしまいますが、幅・高さが窓枠と合っているかによって、見え方も大きく変わってきます。お部屋の窓枠にぴったりのカーテンを選んで、一歩差がつくおしゃれなお部屋にしていきましょう。

  3. 機能
    ---カーテンには外からの音や熱、光を調整し、快適な空間にする機能があります。見た目だけでなく、どんな季節でも健康に過ごせるお部屋にしていきましょう。

1.カーテンの最適な色・デザインとは?

カーテンの近くのものの色に合わせる

「カーテンの色は、近くにある床や壁と合わせると統一感が出て、空間の広がりを演出できます。色味の強いカーテンを選ぶと圧迫感が出てしまい、ゆっくり休めるためのお部屋もリラックスできなくなってしまいます。
もう少しおしゃれを楽しみたい方は、壁や床とのグラデーションでのコーディネートもおすすめです。デザインでお気に入りの柄を加えてみると自分好みの楽しいお部屋になるかもしれません。

受け入れられやすい色・デザインか考える

一度自分でカーテンの色を選んだら、家族やお客様に受け入れられる色か考えてみましょう。家族は、長い間生活する空間なので、家族が嫌いな色でない色を選ぶことも大切です。家族全員がリラックスできるようなやさしい色を選ぶと、家族の気持ちを落ち着けることができるのかもしれません。
また、来客時にお客様に失礼な色にならないような色を選ぶことも大切です。たとえ自分が好きな色や柄でも、刺激的な色は避けるようにしましょう。

アクセントとしてのカーテン

少し難易度は上がりますが、お部屋の中のアクセントとして、カーテンを選ぶ方法もあります。お部屋全体の色味を考えながら、丁寧に選んでいく必要があります。
アクセントとして選ぶ色は、大きな家具と同じ色を選ばないことが大切です。大きな家具と同じ色のカーテンを選んでしまうと、お部屋全体の中でその色の割合が多くなり、しつこい印象を与えてしまいます。お部屋の中のちょっとした小物と色を揃えるなど工夫してみましょう。
カーテンは、ついつい閉めているときのことを考えがちですが、開いているときの見え方も考慮すると、より満足度の高いカーテンを選べるかもしれません。

2.最適なカーテンのサイズの測り方とは?

カーテンの幅は、一番左と一番右のランナー(カーテンのフックをかける輪)を測り、その幅に数十センチ余裕をもったサイズで一度確認してみましょう。また、カーテンの長さは、窓自体の大きさを測るのではなく、カーテンレールのランナーから長さを測りましょう。カーテンのランナーからどこまでの長さを測るかは、窓の種類によって異なるので、窓の種類ごとに説明していきます。

【掃き出し窓】

掃き出し窓とは、リビングなどにある天井付近から床までの大きな窓のことです。
掃き出し窓の場合は、床から1~2cm程度上がった長さにすると見た目がよくなり、機能も損なうことなく、また床のほこりが付着してしまうこともありません。

【腰高窓】

腰高窓とは、大人が立った際に腰あたりの高さまである窓のことです。こちらは、掃き出し窓と違い、床付近の長さにするのではなく、窓枠下から10~20cm程度長くしましょう。
腰高窓は、比較的高い位置に窓があることもあり、冷気を感じやすくなります。この冷気がお部屋に入ってこないようにするためにも、窓枠ぴったりではなく、少し長さに余裕をもたせましょう。

うっかり長さを間違えて購入してしまった場合でも、長さの調整ができるようアジャスターフックのついたカーテンを購入することもおすすめです。フックの長さを数センチ調整できるので、最適な長さのカーテンに調整することができます。

3.カーテンに大切な機能とは?

【遮熱】

外から熱が入ってくるのを防ぎ、室内の温度上昇を抑える機能のことです。これにより、冷房効率が良くなり、省エネに貢献します。昼間外出していて、夜帰ってきたら部屋の温度が上がりすぎている場合は、遮熱機能のあるカーテンを選ぶとよいかもしれません。

【遮光】

外から光が入ってくるのを防ぐ機能のことです。遮光機能によって遮光1級から3級までの等級があります。遮光1級は、遮光率99.99%以上でほとんど光を通しません。このため、寝室などに向いています。遮光2級は、遮光率99.8~99.99%未満のカーテンを指し、太陽の光が若干透ける程度です。遮光3級は、遮光率99.4~99.8%未満のカーテンで、遮光1級や2級と比較すると、やや部屋は明るくなります。
お部屋の種類によって遮光レベルを使い分け、最適な居住環境を作りましょう。

【遮音】

外からの音を遮り、お部屋の中の音を外に漏らさないようにする機能です。ペットを飼うお家や、楽器を演奏するお家では考慮するとよいかもしれません。

【UVカット】

紫外線をカットしてくれる機能です。家具やフローリングが傷んでしまうのを防いでくれます。また、紫外線の気になる女性には安心の機能です。

【遮像】

外からお部屋の中を見えにくくする機能です。レースのカーテンに取り入れることによって、外からお部屋を見えないようにしながら光を取り入れることができます。プライバシーをしっかり守りながら、明るいお部屋にすることができます。

【防災】

カーテンに火が燃え移ってしまっても、燃え広がりを防ぐ機能です。キッチンや暖房器具のあるお部屋にあると安心です。

【ウォッシャブル】

洗濯機で丸洗いできるカーテンです。ウォッシャブルカーテンは、縮んでしまったり、色あせ・色落ちする心配がありません。定期的に洗濯することで、お部屋の中を快適に保つことができます。

そのほかにも抗菌・消臭機能などのあるカーテンもあります。上記の機能をもとに、お部屋の種類や環境ごとに最適なカーテンを選んで住みやすいお部屋にしていきましょう。
いかがでしたでしょうか。カーテンによってお部屋の雰囲気や住みやすさは大きく変わります。カーテンは頻繁に買い替えることもないので、後悔しないよう十分吟味して選んでみましょう。