リフォームvs住み替え

子どもの独立は、自分たちが主役になる人生を考えるとき。

就職、結婚など子どもが独立して、なんとなく住まいに感じる違和感。「狭いとすら感じていた家が、広すぎる」「空いている部屋を持て余し、倉庫のようになってしまっている」「家具がふたりの暮らしにそぐわない」。レジクラで行ったさまざまなアンケートの回答にも、こうした声をいただくことが増えています。
人生を3つのステージに分けたとするなら、これからが第3ステージ。夫婦で過ごすこの先の人生を考えると、子どもの独立とは、住まいを見直す良い機会だといえます。やりたいと思うことを、一番に考えられる、自分たちが主役となる暮らし。その住まいには、どんなことを望むのでしょうか。この記事では、住み替え、リフォーム、インテリアについて考え方の参考となる一例をまとめています。

住まいと暮らし方を変えて、人生の質を高めてみませんか

第3ステージに立つ、自分たちのライフスタイルに合った暮らし方から考えてみましょう。

いまのお住まいは、間取り、広さ、住環境…どんなことを重視して選んだのでしょうか。子育てを意識していたならば、これからの暮らしに必ずしも適しているとは限らないかもしれません。

人生の質は、毎日を過ごす住まいによっても変わってきます。気軽に出かけることができて、日々の買い物にも便利な環境。家事がしやすい設備や掃除などの負担も軽くなる広さ。快適に暮らせる間取り。病院やいざという時への備えなど、住まいで見直してみたいことはありませんか。

第3ステージでは、自分たちのライフスタイルを中心に、どんな暮らし方ができると理想の住まいになるのかをイメージして、それが叶う条件を整理することからはじめましょう。

子どものための教育費や貯蓄の負担が下がり、資金的にもゆとりのできる時期だからこそ、これからの人生の主役である自分たちへの投資として、暮らしを楽しむ住まいを考えてみましょう。 

〈住み替え〉いまの住まいは、将来、資産として残したいと考えていますか?

ザ・パークハウス 新宿御苑(分譲済・2018年度グッドデザイン賞受賞)

できれば資産として、子ども世代に愛着ある住まいを残したい。でも、2-30年先を考えると、広さも部屋数もあって、贅沢に暮らすのもよいものの、体力的な衰えも避けられず、設備などの老朽化や日々のメンテナンスを負担に思うことがあるかもしれないですね。

購入した頃のライフスタイルと違ってきているならば、思い切って住まいをサイズダウンし、利便性が高い立地に住み替えることも考え方のひとつです。いずれ状況が変化して、高齢者住宅や、子ども世帯との同居などを検討の際にも、売却しての換金化、賃貸に出して家賃収入を得るなどの対応がしやすい少数世帯向けの住まいに変えることは意義ある選択だともいえるでしょう。

ちなみに、2015年の国勢調査によれば、首都圏(1都3県)の1~2人の世帯数は65%を超えています。都心や都心に出やすい路線の駅近立地で少人数世帯向けのマンションは資産価値が維持される期待値も高まるかもしれません。もちろん、同じような条件で広めの住まいを求める方もいることでしょう。

〈リフォーム〉互いの気配を感じながら、快適に過ごすためにはどんな空間の使い方があるでしょう?

三菱地所ホーム・「赤坂リフォームギャラリー」/定額制リフォームメニュー「ReDia(リディア)」モデルルーム

空いてしまった子ども部屋。リフォームを思い立つもののどうすればいいのだろうと迷っているなら、部屋の数を減らすことから考えてみませんか。子ども部屋と隣り合う空間の壁を取り払ったら、どんな使い方があるでしょうか。

居室同士なら、ゆったりした寝室へ。リビングとなら、写真のような書斎や、可動壁を設けた畳の間でゲストルームとしても使える空間に、あるいは趣味のためのワークスペースなどもよいでしょう。

このとき、合わせて考えたいのは、住まいのバリアフリー化。開き戸や段差を減らし、もしもに備えて壁を補強し手摺りをつけたり、車いすでも通りやすい空間を確保しておくこともリフォームの目的のひとつです。

夫婦2人で過ごす時間が増えるならば、違うことをしていながらも、互いの気配を感じることができる空間を考えてみることも大切なのではないでしょうか。

〈インテリア〉これからの暮らしにふさわしいコーディネートの空間を考えてみませんか。

arflex(メック・デザイン・インターナショナルでご優待が可能なインテリアメーカーの一例)

北欧家具と、カラフルな色使いや幾何学模様、自然をモチーフにしたテキスタイルなどナチュラルテイストのリビング空間は、モデルルームやモデルハウスで見て、憧れた記憶もあるのではないでしょうか。

インテリアを変えることで暮らしの変化を楽しむならば、押さえておきたい点として挙げられることのひとつが、「明るさと色のメリハリ」。視力の衰えも出てくることから、ものの見え方が変わります。

柔らかな色の組み合わせは、室内を明るく感じさせ、周りの物を見えやすくしてくれます。階段の段差などが見えにくくなることもよくいわれていることですが、床と絨毯の色に差をつけたり、角のあるところにコントラストが強めのカラーを選んだり、遊び心をもちながら、身体にも優しいインテリアのコーディネートを取り入れていきましょう。

自分たちが一番好ましいと思うインテリアに囲まれた空間にすることは、これからの暮らしを愛しんでいくためには良い方法なのではないでしょうか。

どの考え方も、「では、いったいどれぐらいの予算が必要になるの」ということが気になりそうです。でも、住まいと暮らし方を変えるときに、欲しい住まいの広さや、劣化の具合、実現したいリフォームやインテリアなど、ひと家族ごとのオーダーメイドといえるほど望みは異なっているものです。これからの人生を楽しむ拠点として住まいをどうしていきたいのか。

まずは、ベストな答えを一緒に探してくれるプロに相談してみること。以下にご紹介する、それぞれの住まいニーズにお応えする窓口では、ご相談でお金がかかることはありません。

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