整理収納のコツ

つくろう!“住まいのお手入れ”ルーティン【実践編】

このコンテンツで既にご紹介している、「住まいのお手入れ」。大切な住まいという財産は、住まい方やそのお手入れ次第で快適さの寿命が長くも短くもなるものです。今回は、実践編として暮らしの中でお手入れを習慣化するポイントをご紹介していきましょう。

毎日、使う場所は、毎日のひと拭きお手入れ!

キッチンは使った後の、から拭きを習慣に。

実は、水廻りこそ「水」が苦手といってもいいかもしれません。いずれの場所もお手入れの最後にやっておきたいのが「から拭き」です。特にキッチンは「水」を使った後にこまめにタオルなどで水気を拭き取る習慣ができれば、水あかの跡がつきにくくなります。また、余分な湿気を残さないことでカビなどの発生も抑えられて清潔に保てます。

ここで、ポイントになるのが、いつも乾いた布を用意しておくこと。キッチンなら、引き出しやシンク下など取り出しやすいところにストックを。古くなったタオルや、Tシャツなどを適度な大きさにカットしてリユースして使うのもいいかもしれません。

  • カット後は、糸くずが出やすいので内側に折り込むなどの工夫をお願いいたします。

熱め+冷水で、さっぱりバスルームをキープ!

お風呂上りに、浴槽や排水口を掃除していつでも入浴できるように心がけています。という方も多いと思います。でも、もうひと手間かけてあげると、さっぱりと気持ちよいバスルームをキープしやすくなるんです。

入浴の最後に、
<STEP.1>お風呂上りに熱めのお湯で湯あかや石けんを軽く洗い流します。
<STEP.2>全体を冷水でひと洗いして、浴室の温度を下げましょう。
<STEP.3>残った水滴を軽くふき取って、しっかり換気。この3つのSTEPを、毎日行うことで、カビの発生を抑え、浴槽や床、壁などの輪じみを防ぐ効果もあります。

トイレのルーティンは、こまめに、ついでにササッとから。

いつもキレイなトイレは気持ちよいものです。でも、家族の人数や在宅時間などによって使用回数に違いはあれど、どこの家庭でも、誰でも1日に複数回使う場所。だからこそ、汚れやすいとも言えますし、その分、マメなお掃除を習慣化したい場所ですよね。

基本は、便座やタンク、ふたなどを毎日水を絞った布でふき取ること。便器の中は、ブラシでこすり洗い。床に、小水などこぼれたら、すぐに水で濡らした布でふき取ること。
この3つにプラスして、トイレを使った時に“ついでにササッと”ルーティンでお掃除しておくといい場所を押さえておきましょう。「トイレットペーパーホルダー、手洗いのボール、洗浄レバー、ウォシュレットのリモコン、ドアノブ」です。サッといつも拭いておけば、ホコリがたまることもなく、キレイを保てます。

季節ごとに、見えないところもお手入れしましょう。

クローゼットやシューズボックスをチェックしていますか?

住まいの中のお手入れ。衣類などのホコリがたまりやすく、換気が足りないとカビなどが発生することもあるクローゼット。外からの砂塵、雨の日に履いた靴の湿気などで臭いの原因も隠れているシューズクローゼット。忘れがちな場所ではないでしょうか?季節の衣替えとあわせてお手入れしましょう。

◎クローゼット

  • 上部の棚/吊るした洋服にホコリよけの布などをかけてから、ハンディーモップや、よく絞った布で全体を拭いてホコリを落とします。
  • 床/衣装ケースなどおいてあるものを外に出して、掃除機をかけます。衣装ケースをから拭きすることも忘れずに。
  • 扉の裏の金具、ハンドルレバー、ハンガーをかけるポールのすみっこなどもホコリが溜まりやすいので拭き取りましょう。

◎シューズボックス

  • 上から順に、靴を取り出しながらよく絞った布で汚れを拭き取ります。
  • 特に、コーナー部分に溜まりやすいので念入りに。割箸などに、布やキッチンペーパーを巻き付けたもので拭き取ると細かな汚れも取れます。
  • できれば、お手入れのときに靴を全部外に出して、バルコニーなどに陰干ししてあげるといいですね。

わが家の“お手入れ”ルーティンルール。

家族みんなで、大切にする住まい。

住まいのお手入れは、大掃除や季節ごとに行うこともありますが、一番大切なのは毎日少しづつルーティンとして習慣にしていくことではないでしょうか。溜まった汚れは落ちにくく、せっかくの住まいも痛めてしまうことにも…。「パパは、お風呂が最後だからよろしくね。そのあとはビールね。」「今日は家族みんなでお掃除して、ご褒美に食事に出かけよう。」「かおりちゃん、ママのお掃除を手伝ってくれたらお買い物に一緒にでかけましょ。」

家族みんなで、助け合いながら住まいのお手入れも楽しくするルールをつくってみてはいかがでしょうか。たまには、お手入れ自体を、ママのご褒美に。プロに頼んでみるというのもいいですね。