管理員の仕事紹介

暮らしの快適を守る!
マンション管理の知って納得!

入居したその日から様々なサポートや、日々の清掃・メンテナンスを行う管理員の仕事などを目にしていますよね。でも、管理といっても、管理員、管理会社、管理組合…それぞれどんな役割なのでしょうか?ここでは、マンションの快適な暮らしのために、ちょっと知っておくと納得できる管理のアレコレをお話しましょう。

資産である住まいを守るための「管理」。

自分たちで、安心で心地よい環境にするためのもの。

  • 管理員/日常のお困りごとの相談から、建物・設備の目視点検、清掃や植栽の管理、非常時の対応など多岐にわたって、安心、安全、快適な日々の暮らしのお手伝いをしています
  • 管理会社/管理組合の業務をトータルにサポートします。管理組合の予算管理から、設備メンテナンスや長期修繕計画(案)作成などのほか、マンション内コミュニティの支援など含めて専門的な知識とノウハウで組合活動をサポートしています。
  • 管理組合/マンションの建物やその敷地等を管理するために、区分所有者(オーナー)全員によって構成される団体です。集合住宅における区分所有者の方々が選出した理事・監事を中心に運営されます。共有の資産である住まいの価値を維持していくことを主な目的としています。
  • 掲載している業務は、マンションによって仕様が異なる場合があります。写真はいずれもイメージです。

つまり…住んでいるみなさまの要請を受け、定められた法律やマンションごとのルールに沿って管理員や管理会社は機能しているのです。管理とは、自分たちのマンションを自分たちで守ることだと知っておくことから、心地よいマンションライフがはじまります。

意外と知らない、共用部分のこと。

専有部にも共用部分があるって知っていますか?バルコニーや専用庭などを思い浮かべた方が多いでしょう。実は、ほかにもあるんです。窓ガラス、網戸、面格子、玄関扉などがそれにあたっていて、こちらも専用使用部分と呼ばれます。なぜ?かというと、所有者が自由に形を変えたり、色を塗ったりしてしまうと、意匠性が損なわれて資産価値が下がるなど、マンション全体の利益を害するリスクが高いことが理由とされています。

ちなみに、玄関扉は内部塗装と鍵は専有部分。内側だけなら、色を変えることもできますが、鍵は専有部分でも、追加の防犯対策で穴をあけて…などというのはNGですね。住まいという資産を守るための、このようなルールはリフォームを考えるときにも知っておきたいポイントのひとつです。

  • マンション独自規約規則で、専有とすることも可能ですが、一般的には、国交省のマンション標準管理規約に準じて共用部分となっています。

毎月の管理費って、何に使われているの?

基本は、敷地や共用部分の維持管理、管理組合の運営費用などに使われています。維持管理というと、清掃や設備のメンテナンスがわかりやすいところですよね。ほかに、共用部分の水道代や光熱費、電球などの消耗品、共用部分にかかる損害保険料などがあげられます。もちろん管理会社への業務委託費も支払われています。

  • 参照元:国土交通省 平成25年度マンション総合管理より

管理費で使用されている費用が適正かも、管理組合で判断してみんなでマンションを維持していくのです。近年、管理費を抑えることを目的として、自主管理マンションが話題となっていましたが、現実的には管理組合にかかる負担や専門的な知識の必要性、居住者間で協力し合う上での意識差など難しさがあるのはデータからもわかりますよね。

猛暑に共用部分の植栽に誰も水を与えず、樹木を枯らしてしまったり、清掃が行き届かなかったりして、マンションが劣化してしまうことも…。だからこそ、頼れるパートナーとして管理員や管理会社と上手くお付き合いしていってくださいね。