モノに合わせた機能的な収納が、暮らしを快適に、美しく！
叶えたい！理想の暮らし方を、収納計画から考えてみましょう。
収納とは、広さや容量が大きいと満足できるというものではありません。モノを使う場所の近くに、モノに合わせた収納スペースを設けることが大切で、使いやすさと片付けやすさのアップがポイントになります。
また、誰が使うモノなのか、使う頻度はどれぐらいか、量はどのくらい必要かなどを考えて収納計画を立てることで、どこにどのような収納が必要かをプランニングすることができます。
さらに、限りある住まいの空間で、モノの出し入れがスムーズな収納スペースを設けるためには、生活導線を含めて機能性の高い空間の設計も重要。叶えたい理想の暮らし方を描きながら、リフォームを収納から考えてみましょう。
暮らしのスタイルがワンランクアップ！収納の満足度向上はリビングから。
住まいの中でもいつもスッキリと気持ちよく片付いた状態にしておきたい場所の一番はリビングではないでしょうか。リビングは家族みんなが集まる場所だから、モノも集まりやすいといわれています。でも、広さを優先してしまい、収納場所に困りがちで、気が付くと散らかっている…？
リビング収納のポイントは、3つ。家族が共用するものをまとめてしまえる場所があること。家族ひとりひとりの個人スペースを設けること。いざという時、まとめてしまえる余力を設けること。
例えば、共用は、新聞、救急箱、パソコンやプリンター、文房具や工具類、カメラやビデオ、CDやDVD、書類など。個人では、本や勉強道具、趣味の道具、子どものおもちゃなど。実に細々したものが多いのです。片付けやすくするには、それぞれ指定位置を設けて使ったら同じ場所に戻せる収納にすることが大事です。
収納リフォームは、見た目だけではなく使い勝手を考えながら“カタチ”を選びたい。
キッチン
多種多様なモノで雑然としがちなキッチンは、棚や引き出しのサイズ、キッチン機器の寸法などを徹底的に測って、オーダーのキャビネットを。扉付きにするとホコリも入りにくく、地震の際なども安心です。導線を邪魔するゴミ箱もビルトインして空間はスッキリ！アイテムごとにまとめて収納すると無駄な動きが減って家事の時短にも一役買ってくれるでしょう。
クローゼット
大容量の衣類を収めたいとなるとウォークインクローゼットを考えがちですが面積も必要です。押入のように奥行きがあるスペースがあるなら、2段式のシステムクローゼットという選択はいかがでしょうか。表裏に収納できる手前の棚にニットやシャツ、小物などを。棚を開くと奥には吊るすものやバッグと整理整頓しやすい便利な構造は、身支度に迷わなくなりそうです。
居室
デスク周りは、書籍や書類、PC辺機器、趣味の道具など年々モノが増えてしまいがちです。サイドデスクに収めることもできますが、ヨコに面積を広げていくと部屋が狭くなるデメリットが。
タテ空間を有効活用する造り付け収納家具で、インテリアの色や素材の統一感を出せば既存の家具ともフィットして落ち着ける空間づくりが叶います。
「収納がたくさん欲しい！」と思ったら、暮らしそのもののデザインも考えましょう。
ご紹介した収納のプランニングは、あくまでも一例。収納リフォームとは、単に「収納を増やす」という考え方ではありません。
使いやすさや美しさ、ライフスタイルなどを考慮して暮らしそのものをデザインすることにつながっています。
日常の中で感じている“こんな空間にしたい”“〇〇をキレイに収めたい”など実現したい理想の暮らしを収納リフォームから叶えてみてはいかがでしょうか。
また、置き家具に比べて倒れる心配のない造り付けの収納家具や扉を付けるなどの工夫は、予期せぬ災害への備えとして、長く住み続ける住まいの安心感を高めてくれるでしょう。
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