マイホームへようこそ

家族みんなの笑顔がまぶしい、明るい空間に

ブルーの愛車が映える真っ白で四角い外観は、ぱっと目を引く、存在感のある佇まい。
想像をかき立てられる扉の向こうには、ご夫婦の想いをちりばめた、明るい空間がありました。

埼玉県さいたま市 T様邸

竣工/2015年3月 敷地面積/141.78m2 延床面積/113.44m2 規模/地上2階建て

思い描いたのは、真っ白で四角いスタイリッシュな外観

「ここは何だろう?と思うような真っ白で四角く窓も少ない外観だけど、中に入ると中庭があって明るく開放的。そんな家を作りたくて」そう話すご夫婦の理想が形になった、T様邸。駅からも近い住宅街に、スタイリッシュな外観がひときわ目を引きます。T様邸はご夫婦と1歳になるお子様の3人家族。結婚当初は、賃貸アパートにお住まいでしたが、妊娠を機にお子様がのびのび遊べる環境を作ってあげたいと、一戸建て住宅の購入を決められました。

長年の信頼関係と確かな提案力、安心感が決め手に

まだお若いT様ご夫婦。土地購入と建物にかかる費用を考え、当初は別の立地で建て売り住宅の購入を検討されていたそうです。しかし、奥様のご実家が所有する現在の土地を活用してはという話が後押しになり、注文住宅の建築を決意されました。それからたくさんのモデルハウスを見てプランを検討し、ご夫婦の思い描いていた理想を具体的なイメージへと膨らませていきました。それを実現できるハウスメーカーを決め兼ねていた時、三菱地所ホームが奥様のご実家や、ご実家が所有するアパートなどをお手伝いしていたことから、相談してみることに。「隣に建っているアパートとの距離が近いこともあり、プライバシーの確保や採光など解決すべき課題も多かったのですが、担当の方がとても親身になって聞いてくれました。それに、設計の方がすぐに絵を描いて説明してくださったのがとてもわかりやすい上に、提案していただくものが理想にぴったりで」とご主人様。奥様も、「私たちにとってははじめての家づくりですし、とにかく丈夫で安心して家族が暮らせる家にしたい。担当の方にいろいろな質問をしたり、モデルハウスで実際に見ながら説明をしてもらううちに、安心してお任せできるなと感じました」。

外観正面から見えた4つの窓はリビングに。
2階は、バルコニーを中央にコの字型の間取り。奥にダイニングキッチンと水回りが。

一番欲しかったのは、家族が人目を気にせず安心して過ごせる場所

バルコニーに寝転んで眺める四角い空はご主人の楽しみのひとつ。

ご夫婦がマイホームを建てる上でこだわったのは、開放的で明るい中庭。これをどこに配置するかが大きなテーマとなりました。「家族のプライベート空間として、人の目を気にしないで、いつでもくつろげる心地よい場所にしたかったんです。それを優先しながら、どの位置がベストなのか、担当の方や設計士さんと何度も相談しました」。そんなご夫婦の願いを2階中央のバルコニーという形で叶えました。バルコニーを挟んでダイニングキッチン、勾配天井にロフトのあるリビング、その奥には和室を配置。約6畳のリビングが明るく広々とした空間になりました。

バルコニーの塀の高さ、窓の大きさと数の絶妙なバランス

バルコニーの場所が決まり、次に課題となったのは採光性とプライバシーの確保です。ご夫婦が心配されていたのは、隣接する賃貸住宅からの視線でした。「アパートの玄関側通路が我が家の方を向いているんです。一番目線が合いやすいバルコニーの塀の高さは、最後の最後まで悩みました。10cm単位で検討しながら、頭の上が少し見えるギリギリの高さに決定。これ以上高いと閉塞感が出てしまうんです」とご主人様。その甲斐あって、プライバシーはもちろん、十分な明るさも確保できました。
また外観の見え方にこだわりたいご主人様は、「実は見た目を考えると、窓はできるだけ少ない方がかっこいいなと思っていたんです。でも、以前住宅メーカーに勤めていた父から、“家は見るものじゃなく住むものだ”と言われて……。父からのアドバイスもあって、窓の数は当初よりかなり増やしました。いざ住んでみるとその意味がわかりました。この明るさは何ものにもかえがたい安らぎですね。とはいえもちろん、外からの見た目もよくしたいですから、リビングの窓の大きさや数は悩みました。好みを理解してくれる設計士さんが何度も図面を描き直してくれて。バランスのとれた仕上がりに、とても満足しています」。
「階段の丸い窓は私のリクエストです。階段を上るごとに窓からの景色が変わるのを見たくて。主人は四角い窓にこだわっていたのですが、優しいアクセントになるかなと思い、お願いしました」と話す奥様。

バルコニーの塀は150cmの高さにすることで、隣からの視線も気になりません。床に敷き詰めた木製の板はご主人様のDIY。まるでリビングの一部のような演出。
廊下の窓は設置可能な最大サイズに。たくさんの光を取り込みます。

全体が見渡せる、仕切りのない空間

「広々と感じられるようダイニングキッチンからリビングまで扉を設けませんでしたが、全館空調エアロテックのおかげで、どこにいても心地よい温度です」と奥様。和室は客間としても使えるよう扉をつけましたが、普段は開け放してお洗濯物をたたんだり、お子様のお昼寝の場所としても活用されています。
「まだ1年過ごしてませんが、夏は帰ってきて涼しいのがとても不思議でした。慣れない頃は、思わずエアコンがつけっぱなし?と、焦ってしまうこともありました」とご主人様。

吹き抜けを活用した6畳のロフトからみたリビング。

生活動線と収納を考えてこだわった、キッチン&洗面所

キッチンと洗面所は奥様のご希望を最優先。天気の良い日は、洗濯物をバルコニーに干すので、水回りはすべて2階にまとめました。
どちらにも大容量の作り付け収納を設置しています。「洗濯機のある洗面所とキッチン、バルコニーをコンパクトな動線にしたことで、家事がとてもスムーズ。ばたばたする朝の時間も、朝食を作りながら洗濯をして、干して……と、効率よく動けるので大満足です。また、キラキラしたものが好きなので、洗面台とキッチンカウンターに小さなタイルを貼りました。見るたび明るい気持ちになれてお気に入りです。キッチンで作業をしながらバルコニーを眺めるのが幸せ。見ているだけでも本当に気持ちのよい空間なんです」と奥様。満足げな笑顔が印象的でした。

キッチンで作業しながらリビングを眺めるのが奥様のお気に入りの時間。
たっぷりの収納を備えたキッチン。ごみ箱も収納することですっきりした空間に。
広々とした洗面台の上部にも窓を設けています。

奥様の夢だった靴がたっぷり収納できるシュークローク

ウォークスルータイプのシュークローク。完全に仕切らず、広さを感じる空間に。

結婚前、シューズメーカーで働かれていた奥様は、大の靴好き。「ついつい増えてしまう靴。家を建てるなら、きれいに並べて収納できるシュークロークを作るのが夢だったんです。想像以上に広いスペースを作っていただきました。これなら子どもの靴が増えても安心」と奥様。隣にはコートかけや棚も設置され、すっきりと使い勝手のよいプランニングになっています。

壁のアクセントクロスで遊び心をプラス

1階の家族専用トイレ。

T様邸では、壁のアクセントクロスを上手に取り入れています。雑誌やモデルハウスで見たものを参考にされたそう。1階の子ども部屋は、将来もう一人お子様が増えることを考えて最初から2色に。真ん中で仕切って2部屋にできるよう、扉も2つ取り付けました。各階にあるトイレは、それぞれ違ったイメージに仕上げています。1階は家族専用でお子様も喜ぶポップな壁紙に、2階のお客様用はシックな色を選んでスタイリッシュなイメージに。寝室には、奥様の希望で凹凸のある花柄の壁紙を選びました。淡いベージュとの組みあわせが、優しく落ち着いた雰囲気を演出しています。

主寝室には大きなウォークインクローゼットが。

ご主人様と奥様、それぞれの想いを形にした理想の住まいが完成

普段は帰宅時間が遅いご主人様。「ある夜、外から見たら、白くて四角い我が家のリビングとロフトの窓から明かりが漏れていて、その感じがとてもかっこよかったんです。仕事を終えて、以前のアパートに帰宅していた頃とは、気分が全然違いますね」。理想がすべて叶ったとおっしゃるこの家は、仕事の疲れも吹き飛ぶそうです。家にいることが多い奥様も「リビングやダイニングで過ごしていると、一日の太陽の動きがとてもよくわかるんです。それを感じられる場所ってとても贅沢だなと思っています」。ご主人様と奥様のご希望がバランスよくミックスされた、スタイリッシュで住み心地もよい、理想的な空間が作り上げられました。