注文住宅とは

ゼロから始める注文住宅
~6つのステップ~

注文住宅とは文字通り、オーダーすることで実現する「夢のマイホーム」。
誰しも一度は憧れるこの注文住宅ですが、何から始めていいかわからない人も多いのではないでしょうか?
すでに土地を持っている、今探しているなど人によって多少異なりますが、基本となる段取り、流れを6つのステップで紹介。
理想の家づくりへの最初の一歩を踏み出しましょう。

ステップ① ~家族と要望を整理する~

どんな暮らしがしたいのか。家族と話し合うことで、場所や希望のデザインが決まる。

注文住宅は、デザインも間取りも住む場所も自由。それだけに、理想ばかり思い描いても、なかなか先に進めません。

まずはじめに、「どこで」、「どのような暮らしをしたいのか」という家族の希望をまとめることがスタートです。輸入デザインやシンプルモダンなどの「建物のイメージ」から、「通勤利便性のいい都心がいい、のびのび子育てできる郊外がいい」など、住みたい場所も考えましょう。

その際、パパ、ママ、子どもなど、家族ごとに希望をリスト化することで、優先順位もつけやすくなり、建築会社、土地探しもスムーズになります。

最近は、リノベーションマンションという選択肢もあるので、マンションでも注文住宅のようなオーダーメイドな暮らしを実現できます。また、分譲戸建の方が予算や立地といった条件的に適していることもあるかもしれません。まず、「注文住宅」に限定せず、家族の要望を整理するのがおすすめです。

ステップ② ~資金計画を立てる~

自分の予算を把握して、無理のない資金計画を練り上げる。

家づくりにはどのような費用がかかるのでしょうか。それを知ることが無理のない資金計画を立てることにつながります。

まず家を建てることにかかるお金は、

  1. 本体工事費(建物本体をつくる費用。目安は建築費の75%程度)
  2. 付帯工事費・設計料(外構や地盤改良など建物以外の費用)
  3. 諸費用(工事以外にかかる費用。目安は総費用の5%程度)

これに対し用意すべきお金は自己資金と住宅ローンになるのが一般的です。
工事費や諸費用などは何回かに分けて支払うことが多いので、詳しい時期は建築会社に相談してみるのも手です。
こうした予算、費用に関してはしっかりしたプロの相談相手がいると安心。早くから建築会社はもちろん、金融機関やファイナンシャルプランナーに相談しておくとよいでしょう。

ステップ③ ~希望のエリアで土地探し~

インターネットや不動産会社で情報収集。土地探しも依頼できる建築会社だとスムーズに。

土地は基本的にインターネットや不動産会社で情報収集して探しますが、むやみやたらに情報を見るのではなく、希望を整理して探すのが大切です。また、これはと思う土地が見つかったら、実際に見に行ってみて周辺環境もチェックしておくとGoodです。

さらに、見学の際に建築会社のスタッフに同行してもらうと、例えば日当たり、風通し、希望している間取りなどができるかどうか的確なアドバイスを得やすいです。また、土地によって建てられる建物に制限があることもあります。加えて土地探しから依頼できる建築会社もあるので、できればステップ④の~建築会社を選ぶ~も同時期に並行して進めて、信頼できる建築会社を見つけておくと、より満足度の高い家づくりができるでしょう。

ステップ④ ~建築会社の候補を選ぶ~

得意な工法やデザイン、性能面も千差万別。見学会やイベント参加、展示場見学などを積極的に。

希望のデザインができそうなどから、建築会社を探していきます。
実際に候補を集める際には、プランやデザインの好みに合うかという以外に、「担当者との相性はどうか」「建築費は総額がわかりやすく、かつ予算に合っているか」なども見極めポイントです。最初から1社に絞るのではなく、できれば候補の複数社にプラン・見積もり提案をしてもらって、比較検討をしましょう。

さらに建築会社によっては、住宅展示場にモデルハウスがあったり、見学会などイベントを行っていることがあります。そうした場所や機会があれば、参加して建物を体感したり、話を実際に聞いてみましょう。多角的な視点で検討することで、きっと希望に近い建築会社が見つかるはずです。

三菱地所ホームのモデルハウスを見る

住宅展示場やモデルハウスを訪れて、実際に体感することも大切です。見学は予約していくとしっかりした案内が受けられることが多いので、問い合わせてみましょう

ステップ⑤ ~建築会社の絞り込み~

プランニングの工夫が住み心地を左右。真摯に希望に寄り添ってくれる会社を選びましょう

候補の建築会社に要望を伝えてプランや予算を提示してもらい、1社に絞り込みます。プラン相談は、どんな間取りにするか、どんな設備、建材を採用するかなど、注文住宅の最大の魅力であり、最も難しいステップです。新しい家でかなえたいライフスタイルを思い描きながら、毎日の暮らしやすさ、さらに将来の家族変化なども踏まえて、それを本当にかなえてくれる建築会社を絞り込みましょう。

もちろん、あれもこれもと希望を優先するばかり、予算オーバーになっては満足度を下げてしまいます。だからこそ専門的な見地からアドバイスをくれる建築会社の存在は重要になります。プランだけでなくその後の暮らしまでしっかり考え、真摯に応えてくれる建築会社を見つけたいところです。周囲に家づくりの先輩がいれば、参考に話を聞いてみるのも手です。

ステップ⑥ ~契約・工事から入居へ~

図面、見積もりを確認して本契約の手続き。工事中は現場見学も

プランが確定し、最終見積もりに納得ができればいよいよ本契約になります。

契約書類は「契約書」から「工事請負契約約款」や「設計図書」などボリュームたっぷりなので、契約の数日前までに手配してもらい、目を通しておきましょう。不明点が出た場合の問い合わせの時間をつくることができます。
住宅ローン申し込みなどお金面のスケジューリングもチェックしましょう。

また工事がスタートしたら現場に通うことも忘れずに。変更点や疑問点は建築会社に連絡するようにしましょう。また工事中には地鎮祭や上棟式などがあります。現場見学の際は、工事の邪魔にならないタイミングを建築会社に事前確認すると、お互い気持ちよくコミュニケーションが図れます。

<まとめ>
家づくりの進め方を基本の6つに分けてご紹介しましたが、実際はほかにもやることがたくさんあります。しかし、ポイントさえ押さえておけば、建築会社が助けてくれます。難しく考えすぎず、家づくりを楽しむこと。それが、最も満足度の高いマイホームをつくる大切なポイントになるでしょう。